R2シリーズ・アストロメク・ドロイド
(R2ユニットから転送)
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インダストリアル・オートマトン社のR2シリーズ・アストロメク・ドロイドは、リスクを伴うデザイン・コンセプトから一転して記録破りの現象を巻き起こしたアストロメク・ドロイドの最大ヒット製品である。このドロイドは文字通り小型ドロイド市場を制覇し、一時期は銀河系のあらゆる人々がR2ユニットを欲しがったほどの人気商品だった。R2ユニットは最も多才な多目的ドロイドの1つであり、アストロメク・ドロイドとしてだけでなく、汎用型多目的ドロイドや情報検索用端末としても利用されていた。
解説
旧シリーズと同様に、R2は診断および修理用ユニットとして宇宙船内、またはその周辺で働くように設計されたドロイドである。しかし、大型のP2やR1とは異なり、この人間の腰ほどの高さしかないドロイドは、軍事用スターファイターの標準型アストロメク・ドロイド・ソケットに完全適応するように作られていた。これは以前のモデルからの飛躍的な進歩であり、その結果、これらのドロイドはすべてのモデルが政府備品として納入されるに至ったのだった。こうしてR2は急速に旧共和国の戦闘機部隊の間に普及していき、同時にこの人気は世間一般にも浸透していったのである。
XウィングやYウィングの後方に搭載されたR2ユニットは、船側のシステムからエネルギーを受け取って航行パフォーマンスの監視を行うことができた。この間、R2は高性能プロセッサによって1秒間に最大で10,000個の操作を行い、技術的問題の特定と解決に当たっていたのだ。このドロイドは起動中のメモリーに最大で10個のハイパースペースの座標計算の組み合わせを保持しておくことができ、多くはエンジンの点火や飛行前のタクシングを行う知性も持っていた。また、R2ユニットは完全な真空中でもすべての機能を動作させることが可能だった。
インテレックスIV・コンピュータには、700種類を超す宇宙艦船の設定データが登録されていた。同様にR2の持つセンサー装置も高性能であり、全波長対応型トランシーバや、電磁場探知機、熱探知機、動体探知機、生命体探知機など、すべての機能を網羅していた。また、このドロイドは完全操作可能な伸縮型ビデオ・センサーによって、囲まれた小さな空間を探査することもできたのだ。
外装シェルがスリムな流線型をしているため、主脚部の下に隠された各種道具類を見た購入者は、その種類の豊富さに圧倒されてしまっただろう。R2ユニットの標準装備品は、2本の操作アーム、電気溶接機、円形ノコギリ、ホロプロジェクター、貨物収容箱、消火器などである。さらにインダストリアル・オートマトン社はこのドロイドを容易に再整備およびアップグレードできるようにしており、改造されたR2には、水中用プロペラ、レーザー・ポインタ、無重力推進ジェット、遠隔センサー装置、膨張式救命イカダなど、様々な専用アイテムを装備した個体が存在していた。
R2の性格は親切で機転が利き、誠実である。長期間にわたってメモリー消去を怠ると頑固で自分勝手な兆候を見せるようにもなるが、実際には進んで率直な助言をしてくれるような相手がいる方を好む所有者が多い。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード4/新たなる希望
- エピソード5/帝国の逆襲
- エピソード6/ジェダイの帰還
- クローン大戦(TVシリーズ)
- クローン・ウォーズ(映画)
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
- スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル
- ドロイドの大冒険
- スター・ツアーズ