シーナー・フリート・システムズ社
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巨大企業サンテ/シーナー・テクノロジーズ社が所有するシーナー・フリート・システムズ社、通称SFS社は、著名な宇宙船製造会社である。同社は子会社のシーナー・デザイン・システムズ社を通じて、多くのエンジンや動力システムも手がけていた。
歴史
シーナー・フリート・システムズ社は、クワット・ドライブ・ヤード社と同様に、銀河帝国に向けた軍事艦船の主要供給元の1つであり、KDY社が巨大なスター・デストロイヤーの製造元である一方で、SFS社は小型だが恐ろしいTIEファイターの製造元として有名だった。だが、SFS社はインペリアル級スター・デストロイヤーに使用され、その巨大な船体を支える大型のI-a2b太陽光イオン化反応炉も製造していた。事実、KDY社はシーナー社製の駆動システムの周りにインペリアル級の巨大な船体を築き上げていったのである。
SFS社の前身である共和国シーナー・システムズ社は、ヤヴィンの戦いのおよそ15,000年前、裕福なシーナー家によって、おそらくコルラーグに創設されたと言われている。そして数千年後、同社はシーナー・バトルシップやインターディクター級クルーザーなどの製品を送り出したのだった。ヤヴィンの戦いの100年前には、シーナー家とサンテ・セキュリティ社を所有するリアナのサンテ家が政略結婚によって1つとなり、これによってサンテ一族は合併企業となったサンテ/シーナー社の支配階級のような状態となる。一方で、シーナーの血筋の子孫は合併企業の造船部門の支配権を保持するようになり、ナロー・シーナーとレイス・シーナーの親子が、旧共和国の晩年および銀河帝国の時代の数十年にわたって、代々最高経営責任者の地位に就いたのだった。
パルパティーン議員の秘密の後援者だったレイス・シーナーは、シーナー・デザイン・システムズ社、および同社のアドバンスト・プロジェクト研究所を設立し、ダース・モールのシス・インフィルトレーターなどの開発を行っていた。レイス・シーナー自身はこの機体との関係を強く否定したが、T.I.Eスターファイターや初期型TIEシリーズのプロトタイプを見る限り、インフィルトレーターとアドバンスト・プロジェクト研究所との関係は疑いようもない。また、ヤヴィンの戦いの29年前までには、SFS社は後にデス・スターとなる移動式戦闘小惑星の初期型の開発にも着手していたのだった。
帝国による支配の間、SFS社は膨大な種類の軍事用宇宙船を製造した。その大半は比較的小さな宇宙戦闘機、パトロール船、惑星防衛用ピケットなどだが、インペリアル級スター・デストロイヤーに向けた動力システムと同様に、同社はウィルハフ・ターキンによって設計された600メートルにおよぶヴィンディクター級ヘヴィ・クルーザーや、その改良型であるイモービライザー418・インターディクターなども手がけている。
レイス・シーナーはエンドアの戦い後までSFS社を支配していたが、その後彼が暗殺されると、サンテ一族のレディ・ヴァリーズ・サンテが同社を直接支配するようになり、その支配は帝国の崩壊後まで続くことになる。その後、パルパティーン皇帝がクローンの肉体を持って蘇ると、彼女はシーナー・アーミー・システムズ社を創設した。そして、スローン大提督が敗れると、シーナー社は新共和国をはじめとするあらゆる顧客に艦船の供給を行うようになったのである。
SFS社はヤヴィンの戦いの40年後まで、銀河同盟に対して忠実であり続け、フリーブーター級輸送船やアレフ級スターファイターを提供していた。しかし、シス帝国戦争が勃発すると、同社は復活した帝国に対してプレデター級ファイターの提供を開始するようになる。