レイガー
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レイガー博士は、アーガズダンの考古学者である。
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経歴
銀河帝国が台頭する以前にヤヴィン4へのウルハニアン遠征隊に参加したレイガーは、シスの工芸品の獲得に成功した後、さらに多くの秘密を発見したという欲望に取り付かれるようになった。その結果、彼は公共機関からの合法的支援を徐々に失ってしまったのである。だが、最終的に彼はパルパティーン皇帝からの援助を手にすることができた。密かにシス卿ダース・シディアスの顔を持つパルパティーンは、共和国最高議長だった当時に、ウルハニアン遠征隊の発見した遺物の一部を入手していたのである。
ヤヴィンの戦いの直後、レイガーは古代のロアドの奴隷ピットの発掘に向かうロアディアンの考古学的調査を取り仕切ることになった。古代のロアディアンの伝説によると、この奴隷ピットには強力なアーガズダンの超兵器が隠されているというのだ。この兵器に関する詳しい情報を発見することはできなかったが、それを起動するためには人間の生贄が必要であること、そして、それがアーガズダンの創作の中で悪魔として描かれたエイリアンによってもたらされたものであることを知ったレイガーは、この兵器の秘密を解き明かすため、自らの計画に邁進したのである。そして、彼が口封じのために帝国軍の連絡員を殺害すると、ピットの中から怪物が現れた。それを制御することができなかったレイガーは、自ら発見したものを抹殺するためにサーマル・デトネーターの使用を余儀なくされ、その結果、パルパティーンからの信頼を失ったのだった。 ヤヴィンの戦いの3年後、レイガーはパルパティーンから、カズ提督の指揮するインペリアル級スター・デストロイヤーでエンドア星系へ向かう許可を得ることができた。彼はそこで強大な力を持つ宝石、サンスターを手に入れたいと考えていたのである。森林衛星エンドアに帝国軍偵察ドロイドを放った彼は、ブライト・ツリー・ビレッジを発見し、攻撃を開始した。だがその間に、彼はイーウォックの呪い師ログレイの反撃を受けることになる。ログレイはサンスターを使ってレイガーのドロイドを次々と破壊したのだった。だが、博士は報復として素早くサンスターを奪い取り、カズのスター・デストロイヤーに戻ることができたのである。
その後、スター・デストロイヤー内の自分の研究室へ戻ったレイガーはサンスターの分析を開始した。やがて彼は、この宝石の力を利用すればパルパティーンを排除し、自らが銀河皇帝の座に就くことも可能であるという認識に至ったのである。レイガーはさっそくサンスターの力を利用した強力なキャノンの製造に着手した。彼の推測によれば、それはこれまでに銀河系で作られたどんな兵器よりも強力なものとなるはずだったのだ。彼はイーウォックのラターラとティーボを捕え、この2人で兵器のテストを行おうと計画する。だが、この目論みはウィケット・ウィストリ・ウォリックによって阻止され、ライガーはイーウォックの代わりにパルパティーン皇帝の専用シャトルに向けて発砲するという不手際を演じてしまった。しかし、キャノンはシャトルをかすっただけであり、パルパティーンは生き延びた。その後、レイガーはカズによって大逆罪で逮捕され、博士に対する処罰は皇帝による個人的な監督のもとで厳粛に行われたのだった。
人物と特徴
レイガー博士は野心的な男であり、常識をはるかに超えた推測を行う傾向があった。当初、彼はパルパティーンが敵対勢力に対して使うことのできる兵器を発見することで、皇帝の寵愛を得ようと試みていた。しかし、ヤヴィン4への遠征後、彼は信頼のおける支援団体からの援助をすべて失ってしまったのである。レイガーはカズ提督などから軽蔑の目を向けられ、イーウォックからは邪悪な男として酷評されていた。またサンスターの研究を行ていたとき、彼はパルパティーン皇帝の暗殺が可能であると確信するに至り、その野望を著しく増大させることになる。だが計画が失敗し、逮捕の憂き目を見たとき、彼は一転して憤りと諦め、恐怖の感情をあらわにし、カズに慈悲を乞うたのだった。
レイガーはサンスターを手に入れることに無情の喜びを抱いており、その目的のためにウォックリングを痛めつけることになっても、全く意に介さなかった。また、彼は短時間で兵器を作り上げる才能に恵まれていたが、射撃は苦手であり、その結果、最終的に帝国での地位を失うことになった。レイガーは出来事をありのままに語る傾向があり、また、囚人に様々な計画について詳細に話してしまうことが多かった。さらに、彼は一切悩まずに人間の子供たちを処刑し、ロアドでは協力者であるエージェント・ダイアモンドを躊躇うことなく殺害したのだった。