モンク
| ||||||||||||||||||||||
|
モンクは、クローン大戦中に共和国グランド・アーミーで戦っていたクローンSCUBAトルーパーのクローン・トルーパー・コマンダーの愛称である。惑星ダクでクオレンがモン・カラマリの人々に対して内戦を仕掛けたとき、彼はジェダイ将軍キット・フィストーの指揮のもと、この惑星の二度目の防衛戦に参加したのだった。
目次 |
経歴
ダクの戦い
モン・カラマリのヨス・コリーナ王の暗殺後、既に不安定な状態にあった惑星ダクにおけるクオレンとモン・カラマリとの関係が崩壊しはじめた。クオレンとモン・カラマリとの間で内戦の不安が高まるなか、ジェダイ評議会はこの水の惑星に、キット・フィストー将軍、コマンダー・アソーカ・タノ、そしてコマンダー・モンクらの率いるクローン・トルーパーの1個中隊を派遣したのだった。
モン・カラマリの首都がリフ・タムソン司令官率いるクオレンと分離主義勢力の混成部隊による攻撃に晒されたとき、共和国部隊が海中に展開した。モンクとクローン軍の到着によって戦いは共和国に有利な状況へと動き、分離主義勢力の部隊は撤退を強いられたのである。
しかし、分離主義勢力はほどなくして部隊を再編し、共和国に再び襲いかかってきた。このとき分離主義勢力は巨大なハイドロイド・メデューサを戦いに投入していた。この生物は共和国側の武器を受け付けず、ジェダイ将軍、モン・カラマリ、モンク、そしてクローンSCUBAトルーパーたちは洞窟への退却を余儀なくされる。そして逃走中、モンクは勇敢に戦ったが、分離主義勢力とクオレンの部隊によって捕えられてしまい、囚人キャンプへと連れて行かれたのだった。
だがモンクにとって幸いなことに、ジェダイ将軍たちはリー=チャー王子、アクバー、ミーナ・ティルズと共に捕虜になることを回避できていた。彼らは巡航艦に乗り込んで惑星から脱出しようと計画し、地上へ戻る準備をしていたのである。できるだけ容易に全員が地上へ向かう方法を模索していたフィストーは、モンクと他の兵士たちがスピーダーに乗るクオレンの一隊に護衛されていることに気付いた。フィストーはモンクたちの護送兵を手短に片づけると、クオレンたちのスピーダーを部下に与えて脱出を急がせ、その間にモンクと共に陽動作戦を行ったのだった。しかし、彼らが脱出に使おうとしていた船は分離主義勢力の航空部隊によって破壊されてしまう。完全に作戦を見破られ、分離主義勢力からの攻撃を受けたモンクたちは、沈んでいく破壊された船の残骸に掴まり、海底へと向かったのだった。
囚人キャンプとダクの解放
惑星を脱出する術を失い、助けを呼ぶこともできなくなったモンクたちは、最善策として複数のグループに分かれることを決断した。モンクは仲間のクローン・トルーパーたちと共に、フィストー、タノ、リー=チャー王子に同行する。そしてジェダイと王子が洞窟内で話し合っている間、モンクとトルーパーたちはすぐ外側の海藻の中に姿を隠し、仲間を警護したのだった。その後すぐに、注意深いモンクは多数のモン・カラマリとクローン・トルーパーの囚人たちを発見し、グループの仲間にそのことを報告する。人々が奴隷になることを強いられていることに心を痛めた王子は、ジェダイの許可なく彼らに声をかけ、囚人たちに勇気を奮い起こさせた。彼のこの無謀ともいえる行動は小規模な叛乱を引き起こすことになる。モンクとジェダイは多数の敵に圧倒されるが、そこにジェダイ評議会から劣勢に立たされた共和国部隊への援軍要請を受けたグンガンの偉大なる軍隊が到着した。モンクはグンガンの援軍と共に戦い、戦闘の流れを共和国に有利な方向へと引き寄せた。だが、リフ・タムソンが2機のトライデント級アサルト・シップに命じて戦場に巨大な渦を発生させたため、共和国とグンガン軍は大混乱に陥ってしまう。モンクは再び分離主義勢力によって捕えられ、コマンダー・タノと王子を除く、ダクのすべての共和国部隊が捕虜となってしまったのだった。
その後すぐに、リー=チャー王子とコマンダー・タノが囚人たちに戦いの準備をせよというメッセージを届けるため、モンクが拘束されている囚人キャンプに侵入した。モンクはすぐに2人に気付き、アソーカも彼の姿を見て安堵する。モンクはアソーカに合図を返し、王子と彼女に、自分についてくるようにと伝えた。彼はアクバーとミーナ・ティルズ議員が王子の姿を見て喜ぶと思い、彼らを2人が座っている場所へと連れて行ったのである。だが彼らの不運の連鎖は続いていた。リー=チャーが分離主義勢力によって発見され、捕えられてしまったのだ。
リー=チャーを見せしめとしたいリフ・タムソンは彼に公開処刑を命じ、このイベントを見学させるためにモンクたち他の数人の囚人を連れて行った。だが、クオレンの部族長ノーソア・ライがアクバーとモンクに、惑星から分離主義勢力を追放するためモン・カラマリの側に加担すると告げる。モンクたちはバインダーを解かれ、武器を与えられた。そしてノーソア・ライが王子を処刑から救うと、続々と解放された共和国、グンガン、モン・カラマリの兵士たちが、新しく仲間に加わったクオレンたちと共に立ち上がったのである。モンクとアクバーはその後の戦闘を勇敢に戦い、分離主義勢力を上回る規模となった混成部隊は侵略軍を容易に圧倒した。彼らはついにダクを解放したのである。
装備
モン・カラの戦いの間、モンクはSCUBAアーマーで熟達した動きを見せ、中隊が装備する防水型ブラスターを巧みに使用していた。モンクのアーマーは独自のオリーブ色に塗装されており、ヘルメットと肩と胸部にはドラゴンの紋章が描かれていた。