T7-O1
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T7-O1は、銀河大戦の時代に製造され、活動し、コールド戦争まで生き延びたT7シリーズ・アストロメク・ドロイドである。このドロイドはコールド戦争の時代まで200年以上にわたってメモリー消去をされずに過ごし、傲慢な口調をはじめとする強い個性を発達させた。また、T7-O1は激しい独立気質と率直な姿勢で知られており、自分より脆弱な有機生命体の仲間を救うためにあえて危険に飛び込んでいた。T7-O1は本来、修理およびパイロット・ドロイドとして製造されたが、その豊富な経験によって戦闘にも使える能力を身に付けていた。その多くの経験の中で、コルサントのジェダイ聖堂の破壊を生き延びた彼は、聖堂破壊の犯人であるシス卿ダース・マルガスを追跡中だったジェダイ・ナイト・エイリン・リニアとその密輸業者の仲間、ゼアリッド・コーアと合流している。その長い経歴の中で、T7-O1はジェダイ・マスター・ヴェン・ザロウ、マナンのウードラ議員、ニコ・オカー船長など、数々の主人の間を渡り歩いたのだった。
目次 |
経歴
銀河大戦
T7-O1はヤヴィンの戦いの3,681年前に勃発した銀河大戦の初期よりも前に製造されたアストロメク・ドロイドである。製造されてから戦争が始まるまでの間に、T7-O1は密輸業者ニコ・オカーの所有物となり、彼の助手として船上で修理や各種機能の操作などを行っていた。やがてニコ・オカーとT7-O1はシスの故郷コリバンで惑星外にシスの工芸品を密輸しようとした後、惑星上空で共和国部隊によって逮捕され、拘束されたのだった。だが、彼らの拘束期間は短かった。密輸業者の拘留中にシス帝国がコリバン奪回のため故郷を襲撃したとき、T7-O1は銀河大戦の勃発を目撃することになる。このとき、ニコの船がシス・インターセプターから逃走できる唯一の高速艇だったため、ジェダイ・ナイト・サティール・シャンと彼女のマスター、カオ・セン・ダラックは、共和国に警告するためこの船で脱出することを決断したのだった。シスの部隊によってハンガーが襲撃を受けたとき、T7-O1は船内でメンテナンス作業を行っていた。密輸業者は脱出準備のため、彼に船の武器を用意するよう命じる。最終的にオカーとT7-O1を含む乗員たちは追手から逃げ切り、共和国にシスの脅威が迫っていることを伝えることができたのだった。
ジェダイへの奉仕
T7-O1はコリバンからの脱出後のあるとき、オカーのもとを離れ、やがてジェダイ・マスター・ヴェン・ザロウのもと、コルサントのジェダイ聖堂での仕事を開始した。ザロウのドロイドとして、T7-O1は銀河大戦の終結、すなわちシス卿ダース・マルガスによるコルサントの略奪を目撃することになる。ダース・マルガス率いるシスの軍勢がジェダイ聖堂を襲撃したとき、T7-O1はマスター・ザロウとシスの部隊の戦いに巻き込まれ、ジェダイ・マスターにマルガスの接近を警告した。だが、最終的にザロウはマルガスによって惨殺され、T7-O1はシスによって破壊されたジェダイ聖堂の中に取り残されたのだった。
T7-O1はザ・ワークスへ通じる秘密の地下道を通り、辛うじて聖堂の崩壊から生き延びることができたが、かなりのダメージを受けていた。その後、T7-O1は生存者が発見されることを期待して廃墟と化した聖堂に戻るが、見つかったものはザロウのライトセイバーだけだった。そして秘密の通路に戻ったドロイドは、ヴェン・ザロウのパダワン、エイリン・リニアとその仲間、ゼアリッド・コーアに遭遇する。リニアはマスターの最期について調査しており、保安記録にアクセスするため、聖堂への侵入を試みていたのだ。T7-O1は彼女が保安記録に到達するのを手伝い、それを再生した。こうして彼女はダース・マルガスがザロウを惨殺した事実を知ったのである。その後、リニアがマスターの死に対する復讐を開始すると、ドロイドは彼女と行動を共にすることにした。だがリニアはマルガスの暗殺に失敗し、ついに復讐の探求を諦めると、コーアと共にダントゥイーンに落ち延びる。このときまでT7-O1は彼女の所有物だったが、彼はダントゥイーンには同行せず、ジェダイに仕えるためコルサントに帰還したのだった。