マーラトバック
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マーラの愛称で知られるマーラトバックは、キャッシーク出身のウーキー女性である。彼女はチューバッカの妻であり、ランパワローの母親だった。また、マーラにはヴァーギという名の弟がいた。
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経歴
最初の出会い
マーラとチューバッカとの出会いは、キャッシークにおける彼らの青年時代だった。このとき、チューバッカはロシールの木から必要以上に長い距離をジャンプするという死と隣り合わせの子供じみた暴挙を見せ、マーラから無鉄砲な目立ちたがり屋と称されていた。だが、このときのチューバッカのジャンプはとても印象的であり、マーラはこの瞬間に彼こそが自分の夫となるはずの男だと直感したのである。しかし、神経質だったマーラには、彼に対する気持ちを認めることができなかった。そこで、彼女はチューバッカに自分を気づかせるため、彼の従兄弟に助けを求めたのである。2人の馴れ初めは伝統的な求愛で始まり、実際の恋愛はなかなかうまく進まなかった。その後、彼らはトランドーシャンの奴隷商人によって捕らえられ、チューバッカはこの奴隷商人たちを相手に数本の腕を引き抜く奮闘を見せる。しかし、こうした出来事の後も、彼らは親友同士としての関係を維持するにとどまったのだった。
ロマンティックな関係
その後、チューバッカは銀河帝国によって奴隷とされてしまう。そして、ハン・ソロに救出され故郷に戻ったとき、ようやく彼とマーラとの関係もロマンティックなものとなったのだった。最終的にチューバッカはマーラとの結婚を希望したが、このとき同時にアルビノのウーキー、トジェヴァックも彼女を求めていた。チューバッカはトジェヴァックを殺害し、彼の氏族はチューバッカに死刑を宣告する。そのため、マーラトバックとチューバッカが最終的に結ばれたのは、トジェヴァックの父親が彼に対する死刑を取り下げた後のことだった。
妻、そして母
やがて、マーラとチューバッカはワンパワランプという名の息子を授かった。しかし、チューバッカにはハン・ソロへの命の借りがあったため、マーラは夫とほとんど会うことができなかった。それでも、チューバッカは(ハンの勧めによって)年に一度は故郷を訪れ、マーラや息子と共にライフ・デーを祝っていた。
ヤヴィンの戦いの5年後、マーラの村はキャッシークを奴隷取引の拠点にしようとするナガイの司令官、ナイフによって占領され、彼女も人質となってしまう。マーラは知らなかったが、この陰謀には彼女の弟ヴァーギの他、数人の裏切り者のウーキーが関わっていたのだ。だが、チューバッカ、ハン・ソロ、ランド・カルリジアンの活躍によって村は解放され、ナガイの計画は失敗に終わる。そして、同盟軍の助力によって戦いは終結し、裏切り者たちも逮捕された。マーラは弟の関与と背信に激怒し、ヴァーギとの肉親の縁を切ったのである。
新共和国の初期のころ、マーラは父のようになりたいという息子の願望をたびたび心配するようになった。そのため、マーラはランピーをコルサントのソロ家に預けようと考える。しかし、父親と共にコルサントへ向かう途中、ランパワランプはソロ家のアパートに忍び込んだ泥棒を捕まえようとし、逆に捕まってしまった。ランピーは捕らわれの身となり、さらに彼を救出しようとしたマーラも捕らわれてしまう。そしてその直後、チューバッカとランパワランプは、泥棒たちの目的が新共和国のリーダーたちの暗殺であることを知るのだった。チューバッカとその息子は彼らを阻止するため敵の基地に侵入し、ソロ家がランピーにとって危険な存在であるとマーラを洗脳しようとしていたIT-3尋問ドロイドを発見する。激怒したチューバッカは泥棒たちを攻撃し、マーラたちを解放することができた。この事件の後、マーラはランピーにとってキャッシークこそが安全な場所であると判断したのである。そして、チューバッカの死後、悲しみに包まれたマーラは亡き夫のハン・ソロへの命の借りをランパワローに引き継がせることに同意したのだった。