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グレート・ヒープ

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GreatHeep.jpg
Great Heep
製品に関する情報
破壊

15 BBYバイトゥ

製造元

アボマイナーの文明

級種

第4種ドロイド

技術に関する情報
全高

6.7 m

性別

男性プログラム

センサーの色

黄色

プレートの色

灰色、茶色、赤色

装備
  • エンジン・ピストン
  • グラインダー・ブレード (口内)
  • ヘヴィ・グラスピング・アーム
  • 内部炉
  • 磁気グラップル
  • パワー吸収ソケット (口内)
  • スモークスタック
  • タンク・トレッド
年代および政治に関する情報
時代
所属
[非表示]

グレート・ヒープは、銀河帝国の時代の初期に惑星バイトゥで巨大な燃料石加工プラントを操業していたドロイドである。ヒープは外銀河系の高度な種族、アボマイナーの1人だった。アボマイナーは自己修復能力を持つドロイド種族であり、自分たちの銀河から追放される以前は、何千もの惑星で有機生命体を奴隷として使っていたのだった。ヒープの動力源である内部の炉はほぼ絶え間なく燃料を必要とし、さらにアストロメク・ドロイドからエネルギーを吸収することで充電を行っていた。ヤヴィンの戦いの15年前、ヒープはバイトゥで燃料石を採掘するために銀河帝国のテリナルド・スクリード提督と同盟を結び、原住民を奴隷化して、最良のコンディションを保つために大気中からすべての水分を吸収するモイスチャー・イーターを建造した。だが、モイスチャー・イーターが商人のマンゴ・バオバブと彼のドロイド、C-3POR2-D2によって破壊されたとき、蓄えられた大量の水が嵐となって放出された。この嵐によってヒープは炉を消火され、停止させられたのだった。

目次

経歴

アボマイナーのエージェント

銀河帝国の時代までに、グレート・ヒープは既に太古の存在だった。ヒープは高度に発達した外銀河系の種族、アボマイナーのエージェントである。アボマイナーは自己修復能力を持つドロイド種族であり、何千もの惑星で有機生命体から天然資源を奪い尽くし、彼らを絶滅させ、あるいは奴隷化していたのだった。アボマイナーは不調和と無秩序を好み、その一方で彼らのライバルであるもう1つのドロイド文明、サイレンティアムは秩序を好んでいた。そしてアボマイナーとサイレンティアムが戦争を行っていたとき、抑圧されていた有機種族は再び力を合わせ、この2つの機械文明を彼らの銀河系から駆逐することに成功したのである。最終的にグレート・ヒープは銀河帝国の初期の時代に、既知銀河系アウター・リムに姿を現したのだった。

帝国軍との同盟

ヤヴィンの戦いの15年前、アウター・リム惑星バイトゥで豊富に埋蔵された燃料石が発見されたことは、グレート・ヒープと銀河帝国、そして著名なバオバブ商業船団の後継者、マンゴ・バオバブの関心を引き寄せた。バオバブは原住民のバイトゥイアンと利益を公平に分け合う条件でこの惑星に採掘工場を建造しようとしていた。だが、グレート・ヒープは原住民を奴隷化し、惑星の資源を吸収しようと画策していたのである。ヒープは帝国宇宙軍テリナルド・スクリード提督と同盟を結び、協力してバイトゥを制圧すると、この惑星にドロイドによって操業される採掘工場を設立した。この採掘工場の中心はモイスチャー・イーターと呼ばれるタワーであり、この塔はバイトゥの大気中から水分をすべて吸収し、アボマイナーにとって快適な乾燥した環境を維持すると共に、集めた水分で採掘設備の冷却を行ったのだった。その結果、バイトゥイアンの作物は死滅し、農耕に依存していた原住民たちも死に瀕したのである。

グレート・ヒープとテリナルド・スクリード提督

グレート・ヒープは採掘の操業を担当し、ドロイド・ハーレムを作り上げた。彼はそこに大量の内気なアストロメク・ドロイドを集め、彼らをオイル風呂や他のドロイドによるもてなしによって楽しませていたのである。だが、最終的に彼らはヒープのエネルギー源として吸収されることになるのだった。捕えられた他のドロイドたちはヒープのスラッジガルパー・ドロイドによる監視のもと、鉱山で働かされていた。脱走を試みるドロイドはスクラップ金属として利用されたのである。バオバブも初期の占領の際に捕えられ、投獄されてしまい、スクリード提督の到着を待つことを余儀なくされていた。また、彼のドロイド、C-3POR2-D2も、バオバブ商業船団の宇宙船<アルゴ・ムーン>でバイトゥへ向かう途中に、スラッジガルパーによって捕えられていた。R2-D2はドロイド・ハーレムへ送られたが、C-3POは他の数体の捕虜のドロイドと共にヒープの前へ連れ出される。ヒープはC-3POとバオバブとの関係を知って喜び、嬉々としてこのプロトコル・ドロイドを鉱山で働かせたのだった。

採掘工場は迅速に帝国向けの燃料石の最初の一塊を生産した。やがてスクリード提督が、燃料の回収と囚人となったバオバブの引き取りのためバイトゥに到着し、ヒープと面会した。そしてその夜、ヒープがアストロメク・ドロイドKT-10からエネルギーを吸収することで充電を行っていると、C-3POがドロイド・ハーレムに侵入し、他のアストロメクたちにヒープの目論みについて警告したのだった。だが、この騒動を聞きつけたヒープが磁気グラップルを使ってハーレムの中まで手を伸ばし、C-3POを掴んだ。ヒープは抵抗したプロトコル・ドロイドへの処罰として、彼を溶解してスペア・パーツにすると命じるが、C-3POの警告によってR2-D2はハーレムからの脱出に成功する。R2-D2から充電エネルギーを吸収しようとするヒープは磁気グラップルで他のドロイドたちを捕まえたが、R2-D2は磁気パワー・ケーブルを切断し、直下のベルト・コンベアに落下した。そして、R2-D2は鉱石処理マシンの中へ逃れ、そこで溶解される前に刑務所から脱出したC-3POと自分を連結したのである。だが2体のドロイドが再会したとき、待ち構えていたヒープは2体をコンテナの中に捕え、それを封印すると、レーザー炉の中へ処分したのだった。

敗北

敗北後、展示されたグレート・ヒープ

C-3POR2-D2は再び逃走し、独房から脱出したマンゴ・バオバブと合流することができた。アストロメクたちをハーレムから解放するためにバイトゥイアンの少年フィッジを送り込んだバオバブは、ドロイドたちをスクリードの船に乗せ、モイスチャー・イーターを破壊するためにそれを利用しようと考えた。スクリードは彼らを阻止しようとするが、R2-D2が船で飛び立ち、それを撃墜しようとする帝国軍の努力もフィッジの到着によって阻まれてしまう。そして、解放されたアストロメクたちはスクリードのストームトルーパーへの攻撃を開始したのだった。混乱の真っ只中に現れたグレート・ヒープはこの状況についてスクリードを責め立てるが、提督はドロイド・ハーレムの管理に失敗したのはヒープの責任であると反論する。だが、R2-D2が船のカーゴ・ドアを開けて鉱石コンテナを落下させ、モイスチャー・イーターへの攻撃を開始したことで、彼らの口論は打ち切られた。ヒープは混乱を収束させるために2体のスラッジガルパーを召喚し、彼らに貨物船の破壊を命じる。そしてR2-D2が撃ち返し、敵のドロイドを破壊すると、ヒープは近くにあった廃品の山から巨大な金属製ディスクを取り出し、それを貨物船へと投げ付けた。ディスクは宇宙船を直撃し、船は高度を下げたが、R2-D2は船を放棄する前に、タワーに衝突するコースをとったのだった。

貨物船がタワーに衝突し、蓄えられていた水分が暴風雨となって大気中に放出された。モイスチャー・イーターが破壊されたことで、怒り狂ったヒープはバオバブ、C-3PO、フィッジに矛先を変え、巨大な腕で彼らを踏み潰そうとする。彼らは逃げ出すが、フィッジが倒れてしまい、彼を助けるためにバオバブが立ち止った。そして、2人を粉砕するためにヒープが巨大な拳を振り上げると、電撃ボルトが彼を襲い、右腕に大ダメージを当ててほぼ無力な状態としたのだった。ヒープは復讐のため最後の決死の反撃を試みるが、彼が左腕を上げたそのとき、激しい雨が炉に流れ込み、このドロイドを停止させたのである。ヒープを失ったスクリードと他の帝国軍兵士たちは簡単に原住民によって包囲され、彼らは滅ぼされた作物の回復の手伝いを強いられたのだった。

グレート・ヒープが敗北したとき、帝国の監督者たちも彼の本当の年齢を知らなかった。彼が作動を停止したことで、考古学者たちはアボマイナーについて研究する絶好の機会を失ったのである。当初、バイトゥイアンたちはヒープの亡骸を展示し、その頭部から伸びていた磁気グラップルの代わりにポールを立て、ベルを付けていた。だがヤヴィンの戦いの6年後までに、グレート・ヒープはマンゴ・バオバブの親類であるイブン・Q3・バオバブによって発見された。彼はこのドロイドを修復し、その動かないボディをバオバブ科学博物館で永久展示したのである。

登場エピソード

グレート・ヒープ

外部リンク

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