自動追尾装置
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自動追尾装置、ホーミング・ビーコン、トラッキング・ビーコン、パルス・ビーコンは、宇宙船や他の移動物体を追跡する際に使用する装置である。データを長距離送信することができる自動追尾装置は、対象の宇宙船が数回のハイパースペース・ジャンプを行った後でも、その位置を中継することができた。
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特徴
帝国軍の自動追尾装置は政府が管理するホロネット(ハイパースペースを使った全銀河系規模の通信網)を利用していた。次元の限られた領域である「擬似トンネル」を経てハイパースペースを航行中の船は、舷窓の外にドップラー効果によって歪められた光の渦巻くトンネルを見ることができる。このトンネルはSスレッドと呼ばれ、ホロネットの実体のないトランシーバーが設置されている場所でもある。自動追尾装置がホロネット・トランシーバーを用いてSスレッドと交差するとき、この事象は漏れなく自動的に記録される。こうした記録を集めることによって、熟練した追跡者はハイパースペースを通過した船の進路さえも突き止めることができたのだ。
歴史
クローン大戦が勃発する直前、オビ=ワン・ケノービはジャンゴ・フェットを追うために彼の宇宙船<スレーヴI>にこの装置を取り付け、惑星ジオノーシスへとたどり着いた。またグランド・マスター・ヨーダもコルサントでベイル・オーガナに自分の位置を知らせ、パルパティーンとショック・トルーパーから逃走するために自動追尾装置を使用した。
<ミレニアム・ファルコン>がデス・スターを脱出した後、帝国軍は船体に取り付けておいた自動追尾装置を利用することによって<ファルコン>を追跡し、反乱軍の秘密基地がヤヴィン4にあることを突き止めた。この装置は広大な距離を隔てて送られる追跡信号を発信することができ、ハイパースペースへ逃げ込んだ船でさえも発見を免れることはできなかった。
ヤヴィンの戦いの3年後には、IG-88Bがボバ・フェット、デンガー、ボスク、ザッカス、4-LOMと彼らの宇宙船を追うために、超小型マイクロトレーサーを使用している。IG-88Bは他の賞金稼ぎがハン・ソロを捕らえた場合に、それを横取りしようと目論んでいたのだ。