ソーラ・バルク
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解説
ソーラ・バルクは、ジェダイ・オーダーで随一のライトセイバー指導者であり、古典的戦闘法から実験的な戦闘法まで、様々なフォームを完全に習得していた。事実、彼はメイス・ウィンドゥがヴァーパッドと呼ばれる非常に激しい第7のフォームを習得する手助けを行ったこともあるのだ。この訓練は極めて大きな危険を伴い、フォースのダークサイドに近づくことが要求されるのである。
バルクは数多くのジェダイの戦士を訓練してきたが、その大半がジオノーシスの戦いで戦死してしまい、その中には当時のパダワンだったガルドス・ストーフも含まれている。そして一時は、彼自身もこの戦いの戦死者リストに名を連ねていたのだった。バルクは生き延びていたが、クローン大戦の勃発が彼の精神に取り返しのつかない大きな傷を残したのは紛れもない事実である。
バルクは多くの弟子を失い意気消沈していた。そして、共和国からジェダイに対してクローン軍の将軍になるよう要請があったとき、彼はついに姿を消したのだった。彼はかねてから共和国に不満を抱いており、数人の同志と共に任務に背くことを決意したのである。バルクはジェイセル、ククラーク、ラド・ターン、そしてかつてのパダワンであるミラと合流し、故郷スリルーアの衛星ルールにある家族の家へと向かった。そこで彼はジェダイ評議会に交渉する用意があると伝え、かつてのスパーリング・パートナーだったメイス・ウィンドゥがすぐにルールに到着したのだった。
ちょうどそのとき、ドゥークー伯爵に鍛えられた分離主義勢力の司令官、ダーク・ジェダイのアサージ・ヴェントレスによる襲撃が行われる。彼女はメイスに忠誠を誓い、ジェダイたちの間に不信感を植え付けた。バルクたちは評議会にさらなる疑念を持つようになったが、メイスは真実を継ぎ合わせる。ヴェントレスはルールに到着したときからこの会合の主催者であるバルクについての完全な知識を持っていた。事実、彼は彼女の仲間だったのである。
バルクはメイスに自分の背信を認める。ヴァーパッドによる実験は、彼をダークサイドへと招いていたのだ。彼は恐ろしいライトセイバー・フォームを習得したわけではなく、逆にフォームによって支配されていたに過ぎない。ジオノーシスにおける虐殺も、バルクの堕落を悪化させただけだったのだ。彼を戦場から救出したのは分離主義者たちであり、ドゥークー伯爵はジェダイ・オーダーの内部で分裂を助長させるため、彼に個人的な接触を試みたのだった。共和国に失望していたバルクはこれに同意し、ドゥークーの理想と行動を絶賛する。彼は自分がドゥークーの理想によって育てられた新世代のジェダイの1人となることを信じていたのだった。
メイスはバルクと対決するが、この戦いは決着を見ることができなかった。メイスにとっては謎の女性戦士ヴェントレスの正体こそがより重要な問題であり、彼は彼女を追跡するためバルクを気絶させたのだった。メイスはヴェントレスを追ってルールを発ち、バルクは生き延びた。やがてこの戦争が終結を迎えるころ、バルクは再びジェダイ・オーダーに禍をもたらすことになる。