クローン・トルーパー・パイロット
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解説
クローン大戦の緒戦でジオノーシスを襲撃したクローン・トルーパーは、陸と空から様々な戦闘兵器による全面的な支援を受けていた。リパブリック・アタック・ガンシップを操縦していたのは、特別な訓練を与えられたクローン・トルーパー・パイロットたちである。彼らは黄色い塗装が施された専用の装甲服とヘルメットを着用していた。
通常のクローン・トルーパー階級に与えられる標準化された加速訓練は単位制になっており、一部のユニットには軍事的な特別訓練が補われていた。クローン・トルーパー・パイロット部隊は航空兵器の扱い方を重点的に訓練されていたのだ。パイロットたちの中でも特にCT-5と呼ばれる部隊は、一般にジャドス級上陸船の操縦に関して最高の訓練を受けたことを認定されていた。
クローン大戦が激化すると、戦闘の質もより専門的なものへと変化し、パイロットの階級にもいくつかの幅が生じるようになってきた。クローン・スターファイター・パイロットはクローン・パイロットのエリート階級であり、主に深宇宙や散々する惑星の上空で分離主義勢力と戦う、ARC-170スターファイターやVウィング・スターファイターの操縦を行っていた。彼らはV-19トラント・スターファイターをはじめとした銀河共和国のすべての標準型戦闘機について、クロス・トレーニングを受けていたのだ。
スターファイター・パイロットと通常のクローン・パイロットとの主な違いは、高性能戦闘機の操縦に適した、特別な装備の付いたジャンプ・スーツを着用していたことである。しかし、各クローンはすべてにおいてまったく同じ大きさであるため、ユニット間での装備品の交換が容易であり、実際に任務の内容や人員調整に基づく交換は頻繁に行われていた。
ARC-170のパイロットたちは、フルフェイス・マスクの代わりに、戦闘時のまぶしい光を除去する専用ヘルメットを着用していた。また、胸部プレートには強制酸素吸入装置が内蔵されており、機体が甚大なダメージを受けたためパイロットが船外に放り出されたときでも、生存率を高めることが可能だった。
コルサントの戦いの最中、クローン・コマンダー・ダヴィジャン(コールサイン、オッド・ボール)率いるスクワッド・セブンは、敵軍をジェダイたちから遠ざけ、アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービに逃走するグリーヴァス将軍の旗艦への侵入を可能にしたのだった。