アクス・モウ
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解説
アクス・モウはマラステア選出のグランの元老院議員である。当初、彼はマラステアの外交大使だったが、後に政治的才能を買われて共和国元老院議員に選出された。彼は極めて有能な政治家として台頭したが、同時期の他の議員たちと同じく、共和国が内部から腐敗していくにつれて自らの利権のために帆走するようになる。故郷では豪勢な生活を満喫する恥知らずな人物として知られ、ダグの使用人を半ば奴隷として扱っていた。また、彼はマラステアにおけるグランとダグとの和平交渉を決裂させようと画策した首謀者の1人でもある。やがてこの計画は多くのジェダイ・マスターたちを標的とした暗殺計画へと発展したのだった。
アミダラ女王が議会でナブーの現状を訴えた際、モウは通商連合の議員団に賛同し、ナブーで起こっている事実を突き止めるための調査団の派遣を要求する。しかし、この案は女王によって拒否され、ヴァローラム最高議長が罷免されると、一転して彼は同僚のエインリー・ティーム議員を新議長候補として擁立した。だが、選挙には破れ、新議長にはパルパティーン議員が選出されるのだった。
そしてナブーの戦いから9年後、ドゥークー伯爵によって扇動された分離主義勢力の脅威が増大すると、モウ議員は共和国に正規軍を設立することの重要性を訴え始めた。この軍隊設立法案は元老院を二分する大論争へと発展する。そして、モウが軍隊設立時における融資の可能性について、インターギャラクティック銀行グループの代表と会談を行うべく惑星アーガウを訪問したとき、大事件が起きた。モウのスピーダーが高速道路でニュー・エスクロウへ向かう途中、突如爆発したのである。この爆破テロによってモウ議員も死亡してしまう。この事件をきっかけにマラステアは分離主義派に対する態度を一層厳しくし、後継に選出されたアスク・アック議員も軍隊設立へ向けて強固な姿勢を打ち出したのだった。