オダン=ウーア
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解説
爬虫類型種族として知られるドレイソスのオダン=ウーアは、エンプレス・テタが支配する7つの星系の保安支援を命じられていたジェダイ・マスターである。同様に、彼にはコロス星系の番人としての役目も与えられていた。凶暴な捕食生物から進化したウーアは、テレパシーによる会話を好み、言葉よりむしろフォースを使って意思の疎通を行っていた。
オダン=ウーアは古代のジェダイ・マスター、ウールーの下で修行を行った。エンプレス・テタ星系に派遣される前は、ジェダイやシスの歴史について学んでおり、その研究を通じて大きな喜びを得ていたという。シス帝国の支配者マーカ・ラグノスの死と、それによって生じる混沌を予期したのもウーアだった。それを知ったエンプレス・テタは、旧共和国にシスの脅威について警告させるべく、彼をコルサントへと送り返すが、不幸なことに共和国はその警告を訓練途中のジェダイ・ナイトの妄想であると主張し、ウーアのビジョンを無視したのだった。だが、テタは毅然とした態度を取り続け、シスの攻撃に備えるべく、自身の軍を召集したのだった。
やがてウーアが予期した通り、シス卿ネイガー・サードーのダークサイドの軍勢が共和国を襲撃した。ウーアはマスター・ウールーの軍に加わり、サードーの軍勢からキレックを防衛する任務に就いていた。そして戦いの流れがシス軍に傾いたとき、ウールーは自らの命を犠牲にしてシアン・ガスを放出させ、敵軍を壊滅させたのだった。彼が若き弟子に告げた最後の予言は、やがてウーアが最も年功を積んだ偉大なジェダイの1人になるだろうというものだった。
その後、オダン=ウーアはハイパースペース大戦でエンプレス・テタの側について戦い、ネイガー・サードーのシス帝国を壊滅させる一翼を担うことになった。そして、サードーの船の残骸を捜索したウーアはシス・ホロクロンを発見し、それを巨大なジェダイ・ライブラリを設立するために尽力した惑星、オッサスへと持ち運んだ。それ以降、彼はデネバでダークサイドの潮流の高まりとクラースの台頭について議論が行われるまで、600年以上にわたってジェダイ集会の議長を務めることになるのだった。
ノーミ・サンライダーにフォースから他人の存在を遮断する方法を教えたのもオダン=ウーアだった。彼は余生の大半を古代のテキストや記録の調査に費やし、ジェダイとフォースとの関係の本質を見極めようとしていた。だが、彼の所有するダークサイドのホロクロンの存在は、やがてエグザ・キューンの関心を引き付けてしまう。ウーアはキューンに殺害され、ホロクロンを奪われたのだった。