カイル・カターン
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カイル・カターンは反乱同盟軍の歴史に数多く存在した決定的な任務のいくつかを任された反乱軍のエリート工作員だった。帝国軍のデス・スターの技術設計図が厳重に保管されたダヌータの研究施設に1人で潜入したのもカターンである。
解説
かつては帝国軍兵士だったカターンはサラスタンの植民衛星サロンで生まれ、父モーガン・カターンと共に素朴な農民として生活していた。しかし、父が反乱軍支持者であることを知らなかったカターンは、カリダの帝国アカデミーへ入学してしまった。彼は鍛えられ、そして帝国軍兵士となって賞賛を浴びたのだった。
アカデミーで学ぶ間、カイルは父親を殺害された。公式記録によると、モーガンは反乱同盟軍に反対する一派に殺害されたことになっていた。しかし、カイルはジャン・オーズと名乗る反乱軍スパイから真実を教えられた。彼の父は反逆罪で帝国軍によって処刑されたのだった。カイルは帝国に嫌気が差し、バッジとそれまでの功績を放棄し、そして帝国軍兵士の装備を投げ捨てた。彼は反乱軍に加わる決意をしたのだった。
カイルは高名なジャン・オーズに推薦され、極めて有能な反乱軍工作員となった。その結果、彼は反乱軍の指導者であるモン・モスマと同様に、少なからぬ注目を浴びるようになった。カイルはモスマからダヌータへの運命的な任務を与えられ、ヤヴィンの戦い後は帝国軍のダーク・トルーパー計画の脅威を抑えることにも貢献した。
サロンに帰還したカイルは、かつて父が不毛の惑星ルーサンで難民支援に尽力していたことを知った。モーガンは太古の昔にジェダイとシスが戦ったとされる伝説の戦場、ジェダイの谷へと続くルーサンの古代遺跡を発見していたのだ。この谷には巨大なエネルギーが収束しており、調査されることがあれば、光と闇との永続的な戦いの形成を一変させることになる。カイルはこの谷の場所が決して帝国軍の手に渡ってはならないと考えたのだった。
しかし、他の勢力が既にこの谷を発見しつつあった。ダーク・ジェダイのジェレクと、ゴーク、ピック、モー、サリス、ボック、ユンの6人の側近が、この力の集合体を手に入れようと決心していたのだ。だがカイルは彼らを次々と打ち破り、その積極的な攻撃性によってフォースのダークサイドに踏み込む寸前となった。
ジェダイの谷の奥深くで、カイルはついにジェレクとの対面を迎えた。この男こそが父を殺害した張本人だったのだ。2人は対決し、カイルがジェレクを破ったとき、彼は古代の予言を達成した。1,000年にわたって谷に閉じ込められ、長く死の状態にあったジェダイの魂がついに解放されたのである。エネルギーが消失したことによって、この谷の武器としての利用価値は完全に失われたのだった。また数年後、カイル・カターンはヤヴィン4でダーク・ジェダイ、ディサーンとの戦いを繰り広げ、それに打ち勝っていた。
1人で行動することに慣れていたカターンは、当初ジェダイ訓練生になってほしいというルーク・スカイウォーカーからの申し出を拒否した。その代わりに、彼は多くの重要な任務を通じて同盟軍、今日の新共和国への貢献を続けていた。しかし、忘れられたシスの惑星ドロマンド・カスでダークサイドの誘惑に悩まされると、カイルはルークの指導が有益になると考え、創立間もないジェダイ・アカデミーに参加したのである。