TX-130セイバー級ファイター・タンク
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TX-130セイバー級ファイター・タンクは、クローン大戦中にジェダイやその配下のクローン軍によって使用された機動性の高い高速攻撃型戦車である。TX-130は、IFT-Xやリパブリック・ファイター・タンクとも呼ばれていた。
特徴
ファイター・タンクのTX-130シリーズは、共和国グランド・アーミーで使用された万能型地上用戦闘ユニットである。この機種は惑星における防衛線の維持から奇襲攻撃の戦闘に立つことまで、戦闘における数多くの役割を満たすことのできる多目的艇として、その完璧な性能を証明してきた。クローン・トルーパーとそれを指揮するジェダイ将軍たちは、クローン大戦全般でTX-130セイバー級ファイター・タンクを広範囲に展開していたのである。
クローン・トルーパー用に開発された第1世代のウォーカー型兵器より高速かつ機動性の高いTX-130は、主砲としてミディアム・レーザー・キャノンを1対搭載しており、パワーと火力のバランスを保っていた。また、ファイター・タンクは第2の武器として震盪ミサイル発射管を装備しており、標的にロックした後、敵に向けて追尾型ミサイルを発射することができた。一方、外装甲も耐久性を十分に保っており、かつ操作性を維持するために軽量に作られていた。
リパブリック・ファイター・タンクは最も強力な武器による殴打にも耐え得る反射型合成装甲を装備しており、さらにラウンドあたりに1ポイントから最大30ポイントの割合で再充電可能な統合型偏向シールドによって強靭な外装を支えられていた。しかし、結果的にTX-130は短命に終わった機種であり、やがて銀河共和国が銀河帝国へと推移した際に第一線から消え去った。帝国軍はAT-ATや2-Mリパルサー・タンクなどの、より大型かつ重武装な兵器の投入を強く支持したのである。なお、クローン大戦時代には、TX-130SシリーズおよびTX-130Tシリーズと呼ばれる改良型バトル・タンクも存在していた。
歴史
ロザナ・ヘヴィ・エンジニアリング社は、当初からTX-130を高度にモジュール化された機種として開発していた。そのため、多くのジェダイが自分たちの専用ファイター・タンクに特別装備や任務に特化した武装を付け加えており、戦場でジェダイによる改造が施されていない機体を見ることは極めて稀だった。また、ジェダイのパイロットはアストロメク・ドロイドを副操縦士として搭乗させ、頂部のタレットを無人にした状態で単独操縦を行うことが多かった。一方、戦闘時にクローン・トルーパーがTX-130を操縦する際は、砲手を含む3人の乗員が乗り込むことになる。
セイバー級タンクはクローン・パイロットによって操縦されることが多かったが、実際には地上戦用に作られたジェダイ・スターファイターであるとも言える。なぜなら、このタンクはジェダイ・パイロットの並外れた力量を想定して設計されていたのだ。TX-130は分離主義勢力のドロイド軍による熾烈な地上攻撃に対抗するために開発されたものであり、クローン大戦で銀河系全域に分散した共和国グランド・アーミーにおける前線での活躍を期待されていた。事実、メイス・ウィンドゥの攻撃チームはリパブリック・インターセプターでジオノーシスにあったかつての分離主義勢力の防衛網を爆撃しており、アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービもラクサス・プライムでの戦闘でTX-130を操縦したのだった。