セナ・ライクヴォルド・マイダナル
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解説
威厳ある風格を持ったセナ・ライクヴォルド・マイダナルは、何年にもわたってガーム・ベル・イブリスの副官、そして相談役として仕えていた長身の女性である。彼女は銀河元老院でベル・イブリスと共にコレリア選出の議員として経歴を積み重ねていった。同時にセナは共和国の荒々しい堕落を経験し、ベル・イブリスの言うやがて訪れるであろう恐ろしい時代についての警告を信じていたのだった。
やがて帝国の時代が訪れ、ベル・イブリスがベイル・オーガナやモン・モスマと共に反乱同盟軍を設立したときも、セナはベル・イブリスの側を離れなかった。また、彼女はアンカロンでベル・イブリスの妻子が殺害されたときも、彼がこの悲劇から立ち直るのを懸命に助けていた。
しかし、ベル・イブリスはモン・モスマと対立するようになり、反乱軍からの脱退を決意した。彼は独自の軍組織ペリグリン・ネストを組織し、帝国と戦う道を選んだ。セナはそれでもベル・イブリスへの忠誠を守り続け、彼と共に戦うのだった。ベル・イブリスの警備主任を務めるイレネズを加えた3人は、幾度となく帝国軍への独立した攻撃を計画した。しかし、帝国軍からの報復を避けるため、彼らは常に移動し続けていなければならなかったのである。
セナはベル・イブリスが抱くモン・モスマへの懸念を信じていた。ベル・イブリスはモスマを恐れ、もしパルパティーン皇帝が敗北すれば、彼女が銀河系の独裁者に取って代わることになるだろうと考えていたのだ。そしてエンドアの戦いで帝国が敗北すると、ベル・イブリスは自分の考えが正しかったことが証明されるときを待つのだった。
しかしそのときは決して訪れなかった。そして、セナもベル・イブリスが自尊心から自分の過ちを認められないことを悟っていた。だが、彼はモスマの本心を見誤っていたのだ。セナはベル・イブリスに大きな愛情と尊敬の念を抱いていたが、新共和国への参加を求めてモスマと接触することなど、彼にできるはずがないということも分かっていた。セナにできることといえば、ハン・ソロにベル・イブリスを引き合わせ、仲介を依頼することくらいだったのである。