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ロリアン・ノッド

2012年9月21日 (金) 16:29時点におけるJojo (トーク | 投稿記録)による版

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Lorian Nod.jpg
Lorian Nod
人物に関する情報
出身地

ジャンクションV

誕生

102 BBY

死亡

22 BBY

身体に関する情報
種族

人間

性別

男性

髪の色

灰色

目の色

暗い緑色

年代および政治に関する情報
時代

帝国の勃興時代

所属
[非表示]

ロリアン・ノッドは、堕落したジェダイである。かつて彼はドゥークー伯爵の友人だったが、後に長年にわたる敵となった。

経歴

クローン大戦が勃発する68年前、13歳の若きロリアン・ノッドは同世代のドゥークーと共にジェダイ・パダワンとなることを目指して修行に励んでいたジェダイ候補生である。2人はジェダイ聖堂で行われた初期の修業を通じて親友同士となり、数々の訓練と同様にいくつかの悪戯でも共に協力し合っていた。ロリアンにはドゥークーと比べて少々無謀なところがあったが、彼らの相反する性格は互いにうまくかみ合っていたのだ。しかし、ドゥークーがフォースに対する素晴らしい技能を開花させると、2人の関係にわずかな変化が生じるようになる。やがて、ドゥークーはジェダイ・マスターテイム・セルリアンのパダワンとして選ばれたが、ロリアンはマスターたちから無視され続け、自身の将来について熟考を余儀なくされたのである。

パダワンになれないことで焦っていたロリアンは、ジェダイ公文書館からシス・ホロクロンを盗み出し、そこから新しい技術を学ぶことによって、自分をマスターたちに印象付けようと考えた。だが、彼は自室でホロクロンから放たれるダークサイドのエネルギーに激しい恐怖を覚え、その場に立ちすくむのだった。恐怖に震えるロリアンはドゥークーにホロクロンを返してきて欲しいと依頼するが、ドゥークーはそれを拒否した。そのとき、シス・ホロクロンの異変に気づいたジェダイ・マスター、オポー・ランシセスが、2人を発見し、激しく叱責する。だが、ロリアンはすべてドゥークーの命令でやったと釈明し、親友に責任を擦り付けた。この事件によって2人の友情は完全に決裂し、両者はその後の修行生活においても激しく反目しあうようになる。やがて、ロリアンはマスター・ヨーダの決断によってジェダイ聖堂から追放されることになるのだった。

通常、ジェダイ聖堂を追放された若者には、農耕会社における一定の地位が与えられることになっていたが、ロリアンはそれを拒否し、自分の道を歩みはじめる。彼の心の中にはもはやジェダイに対する悪意と憎しみしか存在していなかったのだ。かねてからドゥークーの裕福な出自に強い嫉妬を抱いていたロリアンは、富を手に入れるため、自らの権力基盤を築くことに専念する。彼はフォースとの強い絆を利用して人々から融資を集めると、非合法活動の隠れ蓑となるキャラバン会社を設立した。そして、海賊となったロリアンは身代金目当ての誘拐に手を染めるようになり、当初は悪に徹しきれなかったため他の海賊たちを標的としていたが、思うほどに利益が上がらないことに気づくと、ついには共和国の腐敗した元老院議員に手を出すようになったのだった。そして、ロリアンがブリックス・アノン議員の誘拐を企てたとき、彼は事件の捜索にあたっていたドゥークーと思いがけない再会を果たすことになる。

このとき既にジェダイ・マスターとなっていたドゥークーは、16歳のパダワン、クワイ=ガン・ジンと共にロリアンの前に立ちはだかっていた。だが、ロリアンはドゥークーの旧友でありアノン議員の補佐官でもあるイリディアン・イーロを買収し、厳重な警備に守られていた議員を誘拐した。その直後にイーロによってジェダイたちも捕らえられるが、捕らわれの身だったアノンが心臓発作で死亡すると、殺人だけはするまいと誓っていたロリアンは一瞬の隙を見せ、逆にドゥークーによって追い詰められることになる。彼はドゥークーに戦いを挑むが、正規の修行を積んだドゥークーとの力の差は歴然だった。彼はかつての友人の手で逮捕され、コルサントに護送された後、投獄されたのである。

そして30年後、ロリアンは惑星ジャンクションVに姿を現し、そこで市民を監視するガーディアン警察軍の総指揮権限を与えられていた。当時、ジャンクションVはその衛星デラルナと軍事的緊張状態にあり、睨み合いを続けていたのである。そして、デラルナがアニヒレーターと呼ばれる超兵器を開発したという噂が流れると、ジャンクションVの住人たちは極度に不安な日々を過ごすようになった。だが、実際にはこの噂はロリアンが捏造した欺瞞であり、彼はこの不安状態を利用して効果的にこの惑星を支配しようと目論んでいたのである。このとき、クワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービが彼の邪悪な計画を暴かなければ、ロリアンによる冷酷な権力の掌握は完璧に遂行されていただろう。欺瞞を暴かれたロリアンは再び投獄され、後に再び釈放された。その後、彼はジャンクションVへと戻り、かつて自分が征服しようとした惑星に平和を回復すべく、自身の能力を役立てたのだった。

やがて銀河系を二分するクローン大戦が勃発したとき、ロリアンはこの戦争の初期における共和国への支援を表明するためコルサントを訪れていた。共和国と対立する分離主義勢力を率いているのは、共和国とジェダイ・オーダーを裏切ったかつての宿敵ドゥークー伯爵だったのだ。ロリアンはジャンクションVとデラルナの和解を成立させ、共同でこの星系からミッド・リムへの足掛かりとなるステーション88宇宙港を設立していた。分離主義勢力はこの宇宙港を欲していたが、彼はこの宇宙港をクローン大戦における共和国側の軍事拠点とすることを望んでいたのである。だが、ロリアンの過去を知るオビ=ワンは彼の申し出に誠実さを認めようとせず、対するロリアンはオビ=ワンが間違っていることを示すため、懸命に働くことになる。そして、惑星ナルでドゥークー伯爵がステーション88宇宙港の設立者たちと面会していたとき、この会談に出席していたロリアンはドゥークーと分離主義運動を支援することは無いと断言した。ドゥークーは設立者たちをドロイドで抹殺し、逃走しようとしたが、それをロリアンが追跡する。この行動こそが、彼がこれまでの人生で犯してきたあらゆる犯罪行為に対する贖罪の表れだったのだ。ロリアンの真意に気づいたオビ=ワンとアナキン・スカイウォーカーが、彼を救うべくその後を追う。しかし、ロリアンはドゥークーの逃走を阻止する直前に、彼のライトセイバーによって胸板を貫かれたのだった。ロリアンは最期の瞬間にフォースに看取られ、80年以上におよぶ数奇な人生の幕を下ろしたのである。

外部リンク

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