ルーン
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ルーンは、ほぼ突破不能とされるシスのマントに位置する惑星である。ルーンストーンの産地として有名なこの惑星は、長年にわたってトレジャー・ハンターたちの探索の的となっていた。
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特徴
宇宙の伝説として長く語り継がれてきた古代の惑星ルーンは、小衛星、小惑星、その他の宇宙塵からなる輪に囲まれた神秘的な惑星である。ルーンはシスのマントと呼ばれる星雲を越えた先に位置しているため、それが障壁となって銀河系の他の部分から切り離された存在となっている。また、ルーンは自転を行っていないため、片側半分はエメラルド色の大陸とサファイア色の太陽による壮大な景観を誇っているが、反対側には永遠の夜に包まれた闇と雲の世界が広がっている。そして、地表の大半はルーン海に覆われており、突然かつ頻繁に発生する巨大な竜巻が海洋を進む船を危険に晒しているのだ。
初期の入植者たちは、虹色に輝く彗星群の尾を追跡することによってこの惑星を発見したとされている。この彗星群は定期的にルーン近郊を通過しており、尾がシスのマントのベールを突き刺していたのだという。また、ルーンは宝石の宝庫であり、ルーン・スパイスやフレーム・ジュエルは、宝探しに関心のある冒険者たちを存分に魅了しているが、なかでも他とは比較にならないほど高価な宝石がルーンストーンである。握り拳ほどの大きさのルーンストーンには、莫大の量の情報を格納することができるのだ。
ルーンの人口の大半は人間だが、トゥイレック、デュロス、サラスタン、コボックも代表的な住人たちである。また、ルーンの荒野にはバンサ、モゴ、カラック、巨大なシャムナー・リザード、ロックホッパーなどが生息しており、準知的生命体である原始人も存在している。さらに、年に一度マイノックの巨大な群れが宇宙を渡り、ルーンの空を暗くしている。
歴史
ルーンの住人たちは互いに競い合っている州によって隔てられており、定期的にルーン・コロニアル・ゲームを開催することで互いの差異を抑えていた。しかし帝国の初期のころ、無節操なビサド・クーン知事によって統治されたタウントゥーム州は、惑星の他の州をすべて支配しようと目論んだ。だが、アンブー州の人々はクーンの横暴に敢然と立ち向かっていたのである。