カイバー・メモリー・クリスタル
この項目ではメモリー・クリスタルについて記述しています。ライトセイバー・クリスタルについてはカイバー・クリスタルをご覧ください。
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カイバー・メモリー・クリスタル、あるいは単にカイバー・クリスタルは、銀河系における既知のフォース感知力を持った子供たちすべてを記録したメモリー・クリスタルである。これはジェダイ・オーダーの将来を支える存在と見なされ、ジェダイにとって極めて価値のあるものだった。クリスタルに記録された情報はホロクロンに格納することによってのみ閲覧することができ、ホロクロンはフォースを使ってのみ開けることができた。後継者の獲得はオーダーの調達部門における重要な使命であり、彼らは全力でフォースの潜在的な学習者たちを探し出していたのである。クローン大戦の中、このクリスタルはローディアンのジェダイ・マスター、ボラ・ロパルによって保持され、守られていた。だが、ロパルがデヴァロンに滞在していたとき、彼はデュロスの賞金稼ぎキャド・ベインによって誘拐され、メモリー・クリスタルも盗まれてしまう。さらにその後、ベインがコルサントのジェダイ聖堂から盗み出したホロクロンを奪回する任務の中で、ジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカーはパダワンの命を救うためにホロクロンを開けるよう強いられた。そしてベインはホロクロンにカイバー・クリスタルを挿入し、依頼主が内部に記録された情報を取り出せるようにしたのだった。このクリスタルはベインのミューニフィセント級スター・フリゲートが破壊されたときに、ベインと共に消滅したと思われていた。だがベインはクリスタルとホロクロンを持ったまま生き延びており、滅びゆく船から脱出していたのである。
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特徴
カイバー・メモリー・クリスタルは小さな青いダイアモンド形のクリスタルであり、その内部には銀河系における既知のフォース感知力を持つすべての子供たちの素性が記録されていた。この情報はジェダイ・オーダーの将来にとって必要不可欠なものであり、これなくしては次世代のジェダイの育成が行えなくなるため、極めて価値のあるものだったのだ。このクリスタルはジェダイ・ホロクロンの内部に格納することによってのみ、記録されたデータを閲覧することができるように作られていた。さらに、ホロクロンを開けることができるのはジェダイが使うフォースだけである。これら2つは別々に保管されており、ホロクロンはコルサントのジェダイ聖堂にあるホロクロン室で厳重に管理され、クリスタルはジェダイ・マスター・ボラ・ロパルの手によって守られていた。
歴史
ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、ダース・シディアスはデュロスの賞金稼ぎキャド・ベインを雇ってコルサントのジェダイ聖堂に侵入させ、カイバー・クリスタルに記録された情報の入手に必要なホロクロンを盗ませた。任務に成功し聖堂から逃走したベインは、デヴァロンの共和国前哨基地を攻撃する分離主義勢力の機動部隊の指揮権を与えられ、クリスタルの保持者および守護者であるジェダイ・マスター・ボラ・ロパルを誘拐したのだった。
デヴァロン・スペースからの撤退の間、ベインの艦隊はジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーの旗艦＜リゾリュート＞による攻撃を受けた。賞金稼ぎの機動部隊はヴェネター級スター・デストロイヤーによって次々と破壊され、ついにはベインの司令船を残すのみとなる。ベインのミューニフィセント級スター・フリゲートは逃走を試みるが、スカイウォーカーとそのパダワン・アソーカ・タノが、ロパルの救出と盗まれたホロクロンおよびメモリー・クリスタルの奪回のため、クローン・トルーパー部隊を率いてベインの船に乗り込んだ。だが、ジェダイたちは船内でデュロスの用意した罠に誘い込まれてしまう。スカイウォーカーはパダワンの命を救うためホロクロンを開けることを余儀なくされ、ベインにクリスタルの挿入を許したのだった。その後、ベインはアクセス可能となったホロクロンを持ってエアロックを開放し、2人のジェダイを宇宙空間に吹き飛ばして逃走した。ジェダイも辛うじてエアロックを閉じ、滅びゆく船から脱出する。ベインとメモリー・クリスタルはフリゲートが爆発した際に共に消滅したと考えられていたが、彼は船の破壊を生き延び、クローン・トルーパーの装甲服で変装してスカイウォーカーの部隊と共に同じシーシピド級輸送用シャトルで脱出していたのである。
