ローディアン
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ローディアンは、タイリアス星系の惑星ローディアに原住する爬虫類型ヒューマノイド種族である。顔の形と皮膚の色に強い特徴のあるローディアンは、故郷のジャングルにおける厳しい生活で培った暴力的な文化で悪名を轟かせている。彼らは銀河系の至るところで賞金稼ぎや犯罪者として認識されているが、ローディアンは単なる純粋な暴漢というわけではない。ローディアの人々はコア・ワールドの上級社会でよく見かける芸術家、機械工、政治家も多く排出しているのだ。
目次 |
生態と外見
ローディアンはタイリアス星系に属する惑星ローディアの出身の、複眼にバクのような鼻、緑色の皮膚をしたヒューマノイド種族である。彼らの背中には頭骨まで1本の棘々しい隆起が走っており、指は長くしなやかで、先端には吸盤が付いている。ローディアンには外見的な個体差が限られた範囲でしか存在しないため、他種族がそれぞれのローディアンを識別することは非常に難しい。
大多数のローディアンは暴力と死に取り付かれている。彼らの多くはローディアの伝説的な武器業者の巨大工場で懸命に働きつつ、それにロマンを抱いており、その後、水で戻したプロテインを食べるために家に戻るという生活を繰り返している。より一層熟練したハンター、すなわち望むなら惑星を離れる権利を勝ち取った者たちは、暴力に関してより実践的な存在であり、彼らは職と名声の中にそれを見出している。また、より知的なローディアンは暴力の哲学的な一面にも関心を抱いており、彼らは殺人を行いこそするが、事前にその行動に関する本質を考慮するのだ。
歴史
惑星ローディアの歴史はローディアンたちが自らの生き方をどのように、そしてなぜ考えているのかを多く説明してくれる。あらゆる文明種族が進化の最中に行うのと同じように、無力で小さな体だった彼らの祖先は道具と武器を発達させた。しかし、ローディアは生命に溢れる人口の密集した熱帯惑星だったため、ローディアンたちに農業技術を向上させる必要はなかったのである。その代わりに彼らは必要な食料を狩り、狩猟活動は文化の一部となって、勇敢な偉業やその技能に名誉を重んじるようになった。しかし、やがてこの惑星にいた巨大肉食獣の大部分が狩りによって滅ぼされ、狩猟への挑戦的要素がなくなると、ローディアンたちはお互いに狩猟し合うようになったのである。
小規模な戦争の口述として始められ、何世代も続けられた一連の武術大会によって、ローディアンは暴力的な生活を永続させることができた。銀河共和国の最初の偵察隊がローディアに着陸したときも、彼らはグランド・プロテクターがその行為の停止を呼びかけるまで彼らを捕らえ、殺していた。彼らは肉食獣を狩る古典的手法を再現できると考えていたのである。
外界人たちの手助けによって、ローディアンたちは無限の宇宙を狩猟場にすることも可能になった。グランド・プロテクターの先見の明の結果、ローディアンたちの中で賞金稼ぎは名誉ある職業となり、毎年、「ベスト・ショット」(ほぼ常に相手を殺した場合のみ)、「最長の追跡」(しばしば距離と時間に対して)、「最も悪名高い捕獲」、「最短の捕獲」、「最も困難な狩猟」などのカテゴリーにおいて賞が与えられた。こうした制度も初期の頃は、多くの発展途上の星系で法的に行われてきた措置に似ていたが、特筆すべき点はローディアンは一般大衆の利益のためではなく、スポーツとして狩猟を行うということである。ローディアンたちは賞金稼ぎの装いで銀河帝国主催の「大コンテスト」に参加するため宇宙へ進出するときも、スポーツではなく法の施行に参加しているのだということを理解していなかった。そのためローディアンの賞金稼ぎは、しばしば獲物にさらに多くの罪を犯させ、最終的に捕らえたり殺したときの価値を高めて故郷での地位をより向上させる「水増し」逮捕を行っていたのである。
社会と文化
ローディアンの文化に関心を寄せている学者の多くはその暴力的な面だけに注目しているが、ローディアには単なる死や破壊以上に有益なものが存在している。というのも、驚くべきことにローディアンたちは銀河系で最も古くから続く印象的な習慣の1つを持っているのだ。彼らは繁殖能力より先に殺傷能力を発展させ、他の多くの種族と同じようにその歴史の中で時間を費やしてきた。結果として、惑星ローディアはローディアンたちの絶滅こそが最も適切となる時代に直面したのである。この事態を食い止めようと、グランド・プロテクターのハリド・カヴィラはローディアンの暴力的な傾向を健全な方向、すなわちローディア劇文学の古代芸術へと注ぎ込む活動を展開した。こうしたエキシビジョンは単純な見世物試合として始まったが、劇作家たち、すなわち脚本と演出の両方を担当するローディアンたちは、戦いがより大きな全体要素として与えられれば劇の効果が大きくなるということを発見し始めていた。徐々に劇の内容は暴力がそうであったのと同じくらいの注目を受けるようになったのである。
ローディアンの劇文学は比較的暴力的ではあるが、あらゆる種族の大部分の人々に感動的な反応を与える典型的な感情と状況を扱っている。そのため、現在でも銀河系全域で高く評価されているのだ。ローディアンの劇文学における最も興味深い点の1つは、彼らが暴力に栄光を与えている一方で、多くのホロビデオで描写されるような暴力の完全な効果を示しているということである。そのため、ローディアン以外の人々(出来の良い内容ならローディアンさえも)はその衝撃に圧倒されてしまう。
テクノロジー
ローディアンは武器の製造に集約された重工業技術を持っている。ローディアでのテクノロジーの発展は、この惑星で栄えローディアンたちの狩猟能力の発達を促した野生動物たちを着実に滅ぼし、結果としてローディアンたちは食料の大半を輸入に頼らなければならなくなった。
ローディアンは科学技術の促進を武器の分野に集中させており、エレガントでなく、効率的でもなくても、おそらく銀河系で使われている有用な武器の大部分は彼らの手によるものである。
銀河系におけるローディアン
ローディアンは頻繁に銀河系全域を旅し、しばしば悪名高い犯罪者や賞金首、あるいはその両方となって戻ってくる。さらに、彼らは自由契約の職を選ぶことで有名である。ローディアンの賞金稼ぎは帝国軍の総督や犯罪王などに雇われ、銀河系全域で働いている。彼らは他の賞金稼ぎより安い賃金で働くが、その内容は平均よりも上である。ローディアンは銀河系のいたるところにいるが、コア・ワールドに属する星系で劇団の活動を行っている者を除けば、ローディア以外でお互いに近接して生活していることは希である。彼らは他のローディアンの怒りを触発する危険を冒すまでもなく、既に十分な危険に身をさらしていると決め付けているのだ。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード4/新たなる希望
- エピソード6/ジェダイの帰還
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
- スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル