TB-73
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TB-73は、第2次ジオノーシスの戦いの終結後に使用されたペルタ級フリゲートである。この船の役割はクローン大戦中におけるオード・セスタスへの補給任務だった。だが、この船に搭乗していたクローン・トルーパーたちはジオノーシアン・ブレーン・ワームに寄生され、殺害されてしまう。この危機の最中には、ジェダイ・パダワン、アソーカ・タノとバリス・オフィーもTB-73に乗船していたが、オフィーはクローンたちと同様にブレーン・ワームに寄生され、タノはこの船を救うことになる。その後TB-73は目的地に到着し、捕獲されたブレーン・ワームの分析が行われたのだった。
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特徴
TB-73は補給任務用に改修された標準的なペルタ級フリゲートである。この船の基調色は白であり、船首の上に赤いマーキングが施されていた。また、TB-73には1基の主エンジンとクラス2・ハイパードライブを搭載されていた。船内にはシールド・システムも備わっており、艦橋などの重要なエリアへ続く通路が遮断されていた。
歴史
TB-73は、ヤヴィンの戦いの21年前、共和国宇宙軍で使用されていた。
第2次ジオノーシスの戦い後、TB-73はジオノーシスに派遣された。この船は補給任務のため惑星オード・セスタス近郊の医療ステーションへ向かう途中であり、パダワン・アソーカ・タノ、バリス・オフィー、そしてタンゴ・カンパニーが搭乗することになった。だがジェダイたちの知らぬ間に、タンゴ・カンパニーの隊員の1人、サイスがブレーン・ワームに寄生し、搭乗者全員に寄生させるための卵を持ち込んでいたのである。TB-73は惑星を飛び立ち、ハイパースペースへ突入した。ハイパースペース内で、サイスはトルーパーたちの寝室に卵をばら撒き、寝ていた数人のクローンに寄生させた。寄生されたトルーパーたちは船の乗っ取りを開始し、パイロットを殺害すると、食堂で食事中だった2人のジェダイの抹殺を試みる。一方、艦橋にいたトルーパーたちは船を自動操縦に切り替え、アソーカとバリスの艦橋への到達を防ぐため、すべてのシールドを起動させたのだった。
2人のジェダイは船の通気システムを使って移動を開始し、リアクター・ルームと通信ステーションへ向かうため別行動をとることにした。だが、バリスは反応炉にたどり着く直前で電気トラップに捕らえられ、クローンによってブレーン・ワームに寄生させられてしまう。一方、アソーカは通信ステーションにたどり着き、ジェダイ・マスター・キット・フィストーとの交信でこの恐ろしい知らせを伝えることができた。その後、彼女は自分を待ち構える寄生されたバリス・オフィーを探しに向かった。2人はライトセイバーで戦うことになるが、アソーカはエア・ダクトを使って脱出する。やがてアナキン・スカイウォーカーと連絡が取れ、冷気でブレーン・ワームを殺せることが判明すると、アソーカはTB-73の冷却装置へと向かい、それを切り裂くことで船内に氷の霧を充満させたのだった。
ブレーン・ワームはトルーパーたちの体内で次々と死滅し、アソーカはTB-73がハイパースペースを離脱する直前に艦橋へと到達することができた。彼女は船の制御を取り戻そうとするが、そのとき再びバリスが襲い掛かる。2人は戦いの最中に冷却チューブを切断し、アソーカがそれをバリスの顔面へと向けた。するとバリスの口から痙攣するブレーン・ワームが出現し、彼女は徐々に意識を取り戻したのだった。その間に2隻のタグボートがTB-73を宇宙ステーションへ入港させようとしており、無事にドッキングに成功する。そしてキット・フィストーと彼の部隊が素早く船に乗り込み、コクピットの床の上で冷気に包まれたバリスとアソーカを発見したのだった。2人はオード・セスタス医療ステーションの診察室へ運ばれ、マスター・フィストーとスカイウォーカーに対面したのである。
指揮系統と乗員
TB-73は2人のクローン・パイロットによって操縦され、ジェダイ・パダワン・アソーカ・タノとバリス・オフィーの指揮下におかれていた。この船にはタンゴ・カンパニーも搭乗し、オード・セスタス医療ステーションへの補給任務に向かったのだった。