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デス・スター・プロトタイプ

2011年10月9日 (日) 20:43時点におけるJojo (トーク | 投稿記録)による版

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DS prototype.jpg
Death Star prototype
製造に関する情報
製造元

帝国軍事研究部門

型式

デス・スター・プロトタイプ・バトルステーション

級種

バトルステーション

技術設計に関する情報
全長

120 km

全幅

120 km

全高

120 km

武装

凹面複合ビーム・スーパーレーザー 1基

操縦要員
  • 乗員:256名
  • 砲手:45名
最小乗員

75名

航続期間

2ヶ月間

位置に関する情報
星系

ケッセル星系

使用に関する情報
役割
  • 試作機
  • 戦艦(ドレッドノート)
年代
所属

銀河帝国

破壊

11 ABY

参加した戦い

第2次モー研究所の戦い

[非表示]

デス・スター・プロトタイプは、初代デス・スター開発における試作機である。このプロトタイプは銀河帝国の秘密施設、モー研究所で建造された。

特徴

デス・スター・プロトタイプは初代デス・スターの開発の際に必要となる新技術をテストするために、ベヴェル・レメリスクとその助手たちの手によって製造された試作機である。その外観は直径120キロメートルの巨大ワイヤフレーム球体だが、両極を繋ぐ軸を中心とした円管とそれらを支える多くの梁から構成されているため、非常に丈夫な構造となっていた。また、その中心部には巨大な核反応炉が設置されており、惑星を破壊するスーパーレーザーも使用できるようになっていた。

プロトタイプは完成体と比べるとまだ原始的であり、構造的には攻撃に必要とされる部分、すなわち核反応炉とスーパーレーザー、および亜光速エンジンしか備わっていない。そのため、ハイパースペース航行システムや貯蔵施設、生活空間、発着ベイ、ターボレーザー砲塔などを含めた無数の補助システムは、外部の艦船などによって供給しなければならなかった。また、内部区画も核反応炉制御室と航法センターの2ヶ所しか用意されておらず、他の部分はすべて空洞になっていた。

核反応炉制御室は中央核反応炉の近くに設置されていた。この制御室ではデス・スター・プロトタイプの様々なシステムへのエネルギー供給が管理され、技術者たちはここから標的を分析してスーパーレーザー・システムを作動させることができた。しかし、これらのコンピューターは艦船に装備されているものほど実践的ではなかったため、定期的に細かい保守作業が要求されていた。

一方で航法センターは大きなワイヤでできた航法システムの集合体であり、構成部品の多くと補助システムはリレー装置によって連結された、小型で頑丈なコンテナに収められていた。ただしその内部は非常に乱雑であり、満足に動き回ることさえ容易ではなかった。

また、このデス・スターはプロトタイプであるため照準システムにもいくつかの欠陥があった。例えば、火力調節機能が不完全であり、常に惑星クラスの標的を完全に破壊させてしまうほどの威力しか出すことができなかった。したがって、一度砲撃を行うと数時間にもおよぶ充電時間が必要となり、充電が不十分だと著しく威力が低下してしまうのだ。しかし、その外観は戦闘時に敵を威嚇するには十分であり、デス・スター・プロトタイプがコア・ワールドにおける銀河帝国新共和国との最終決戦に参加していれば、生き残っていたであろうことは間違ない。事実、ケッセルにおける戦いでは衛星を1つ破壊しており、新共和国軍との戦いでもその頑丈さを見せ付けている。しかし、このプロトタイプはハイパードライブを装備していないため長距離航行を行うことができず、モー研究所の軌道付近を亜光速で航行することしかできなかった。

歴史

デス・スター・プロトタイプの破壊

デス・スター・プロトタイプの製造はトール・シヴロンが所長を務める帝国軍モー研究所で秘密裏に行われていた。このプロトタイプの建造目的は惑星破壊スーパーレーザーの実現性を確認することであり、ベヴェル・レメリスクグランド・モフターキンはその成果に満足すると、実戦用のデス・スターを製造するためホラズ星系に向かったのだった。結果的にこのプロトタイプはモー研究所に置き去りにされ、未完成のままその存在すら忘れ去られてしまったのである。

そしてヤヴィンの戦いの11年後、トール・シヴロンはこのプロトタイプを新共和国への攻撃に使用した。彼はスーパーレーザーによってケッセルの破壊を試みるが、砲撃は失敗し、衛星を破壊してしまう。この攻撃は<ミレニアム・ファルコン>海賊の連合軍によって誘発されたものだった。その後、デス・スター・プロトタイプはキップ・デュロンによってモー星団のブラック・ホールへと誘い込まれ、破壊されることになる。デス・スター・プロトタイプは超質量の中に吸い込まれたが、別のプロトタイプが存在する兆候は確実に残されていた。

外部リンク

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