サンテ/シーナー・テクノロジーズ社
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サンテ/シーナー・テクノロジーズ社は、サンテ社が所有する大規模な宇宙船製造会社である。サンテ/シーナー社はタイオン星団の惑星リアナに拠点を置き、旧共和国の時代からフェル帝国以降に至る前の間、幅広い乗り物や兵器を製造していた。
歴史
新共和国の到来は銀河中の何千もの惑星に自由をもたらしたが、その過程はいつも同じというわけではなかった。例えばシーナー・フリート・システムズ社の親会社サンテ/シーナー社の本拠地であるアライド・タイオン・セクターの惑星リアナでは、人々が中立国としての独立宣言に歓喜していた。リアンたちは自らの運命を自分たち自身の手に委ねるようになり、大いなる自信を背景にますます活気付くと、かつての銀河帝国の像や記念碑を打ち砕いていったのだった。
しかし、彼らには多くの助力が必要だった。新共和国は新政府を受け入れようとしないリアンの態度に失望していたが、彼らの権利と独立路線を率先して支援していた。長い目で見ればいつかリアンたちも新共和国に参加するはずであり、閣僚たちもそのときまで待てばよいのだと考えていたのだ。帝国にはもはやかつての面影はなく、これからもおそらくは同じだと思われていたのである。
この当時、新共和国からの援助の申し出を拒否することは自殺行為であるかのように思われていた。ヴァーパリオン卿が帝国軍の残党にリアナの接収を請願しているという噂が流れていたが、サンテ/シーナー社のレディ・ヴァリーズ・サンテはかつての反乱同盟軍の援助を一切受け付けなかったのである。旧共和国はリアナのために何もせず、新共和国にしても彼女にとっては同じものだった。彼女の親族を含む多くのリアンたちはサンテの考え方に反対していたが、彼女は断固としてこの姿勢を崩さなかったのである。
レディ・サンテにはサンテ/シーナー社の実力者としての特権、すなわち軍事力の支配があった。タイオン・セクターは物資や艦船に乏しいため、万が一にでも新しいTIEファイターの供給がなくなるようなことになれば、帝国のモフの力も無に等しくなってしまう。そのため、彼女がTIEの供給を継続させる代わりに生産の一部をリアナのものとする条件を要求すると、シーナー社の撤退を恐れるモフ・グロンも仕方なく同意したのだった。当然、その過程において帝国軍の軍事介入を阻止するための密約や、モフへの賄賂などは必要なかった。帝国軍がリアナを攻撃するようなことがあれば、レディ・サンテは自分の技術スタッフを含めたすべての兵器で防戦すると明言していたのだ。
その当時、シーナー社の宇宙艦船の生産量は既に限られたものとなっており、企業バランスの改善策の一環として、レディ・サンテは同社の再編という野心的な計画を開始していた。やがてハンド・ブラスターからスピーダー、装甲服に至るまでがサンテ/シーナー社またはその一部門の商標となり、これらがリアナに自由をもたらすのも時間の問題となったのだった。