K-3PO
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K-3POは、かつて反乱同盟軍の宇宙戦闘機パイロット、アーフル・ナーラに従事していた白い3POシリーズ・プロトコル・ドロイドである。
解説
K-3POは当初、反乱同盟軍の上層部に所属するXウィング部隊、レネゲート中隊のベテラン・リーダー、アーフル・ナーラ中佐に従事していたプロトコル・ドロイドである。ナーラの任務は同盟軍にとって必要な物資を輸送するために定期的に司令本部間を行き来する輸送船団を護衛することだった。軍事機密に対して凝り性だったナーラは、様々な任務や命令の内容を正確に記録し、または記憶することを心がけていた。だが、これらの文書は同盟軍の最重要機密情報を含んでいることが多かったため、彼はK-3POの内部にこれらのファイルを厳重に保管していたのである。
しかし時が経つと、ナーラも定期的なK-3POのメモリ消去作業を怠るようになっていった。これはK-3POが愛想がいいどころか、まったくそれとは正反対の性格の持ち主だったことによるところが大きい。しかし、K-3POはその性格を一向に改善しようとはせず、このドロイドの記憶回路にはナーラによって入力された莫大な量の戦略情報やファイルが蓄積されていったのだった。そして、トン=ホークの戦いの最中、K-3POはナーラに対して即座に独創的かつ単純明快な戦略を提案し、ナーラとその部隊を絶賛させたのである。結果的に、帝国軍はこの戦いで2隻のフリゲート艦と1隻のドレッドノート級ヘヴィ・クルーザーを失うことになり、K-3POは自らの価値を見事に証明できたのだった。
その後、ナーラは同盟軍の上層部にもK-3POのことを認めさせようと奮闘する。初めは彼の力説にも数々の反論がなされたが、やがてついにK-3POは同盟軍の支援部隊に配属されることになった。K-3POは同盟軍の上層部、ヤヴィン基地、シラ仮設前哨基地などで働くすべてのドロイドの調整員として活躍したのである。
その後、かつての主人だったナーラも戦死し、K-3POはホスのエコー基地で最後となる任務に就いていた。C-3POからは「差し出がましいのろま」と罵られていたが、それでもK-3POは帝国軍の攻撃によって基地と共に破壊されるまで、自分の任務を忠実にこなし続けていたのだ。
K-3POは帝国軍がホスの司令センターを攻撃した際に破壊され、腕のない状態で残骸となって放置されていた。さらに彼女はエコー基地内に侵入した帝国軍兵士たちによって完全に吹き飛ばされたのである。だが、このドロイドに記録されていた価値あるプログラムと情報は、後にローグ中隊によって回収され、中隊のプロトコル・ドロイドM-3POに転送されたのだった。