コンコーディアン鉱山
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コンコーディアン鉱山は、マンダロアの衛星コンコーディアに築かれた一連の鉱山である。マンダロリアンたちはほぼ破壊不可能とされるベスカー鉄を採掘するため、この衛星に鉱山を開発したのだった。広大な範囲にわたって作られた莫大な数の採鉱施設によって、コンコーディアの自然の森林は大きな被害を受け、ほぼ壊滅してしまった。だがクローン大戦の時代までに、これらの鉱山は平和主義の新マンダロリアン政府によって廃坑として遺棄されたのである。しかし、デス・ウォッチとして知られるマンダロリアンの過激な分派組織が密かにそれらを使用していた。彼らは施設の1つを基地に転用し、鉱山の工業装備を利用して兵士のための装甲服やジェットパックを作っていたのだ。やがてデス・ウォッチに関する調査のためコンコーディアン鉱山を訪れたジェダイ・マスター・オビ＝ワン・ケノービは、施設がまだ稼動していることを発見し、鉱山の地下と地上の基地の両方で多数のデス・ウォッチの兵士たちに襲われたのだった。
歴史
銀河帝国の樹立より数世紀前、惑星マンダロアのマンダロリアンたちは、それまで農耕植民地とされていた衛星コンコーディアを、ベスカーを採鉱するための鉱山基地へと変えた。ベスカーはマンダロアとその衛星でのみ産出するとされるほぼ破壊不可能な金属であり、ライトセイバーによる攻撃にも耐えることができるのだ。やがてコンコーディアの地表には多数の見苦しい採鉱施設があふれるようになり、ベスカー採鉱事業はコンコーディアの自然の森林を壊滅寸前の状態にまで追い込んだのである。
クローン大戦の勃発までに、コンコーディアの鉱山は新マンダロリアン政府による主導のもと、すべて廃坑とされ、見捨てられたと思われていた。大規模な開発がなくなったことでコンコーディアの森林も回復の兆しを見せ、ヤヴィンの戦いの21年前にはほぼ完全に復活を果たしていたのである。だが、マンダロリアンの過激分派組織デス・ウォッチが密かにコンコーディアの鉱山の1つを占領し、隠れ家として利用していた。彼らは鉱山の中に遺棄されていた工業機器を利用し、兵士たちの装甲服、ジェットパック、武器を作っていたのである。
マンダロアでデス・ウォッチに関する調査を行っていたジェダイ・マスター・オビ＝ワン・ケノービは、新マンダロリアンの指導者サティーン・クライズ公爵と共にコンコーディアを訪れ、閉鎖されたと思われている鉱山を調べに向かった。そして、鉱山が稼動している証拠を探していた彼は、それらがまだ十分に使える状態であることに気づく。このときジェダイ・マスターは鉱山の中にいた2人のデス・ウォッチの兵士に襲われ、身動きを取れなくされた末に捕らえられたのだった。だが、ケノービは処刑される前にクライズ公爵によって救出され、2人は地下施設から地上へと逃れることができた。そこで彼らは基地に集まっていたさらに多くのデス・ウォッチの兵士たちと遭遇する。ケノービは3人の戦士たちと戦い、ついに彼らの首領、プレ・ヴィズラと対峙したのだった。その後、ケノービとクライズは大勢の敵を前に不利だと判断し、コンコーディアから逃走する。だが、デス・ウォッチはマスター・ケノービによって基地を発見されたにも関わらず、この鉱山基地での活動を続けたのだった。
