ドロイド
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ドロイドは、ロボット、すなわち多くの場合人工知能を持つ機械的な存在の総称である。彼らは様々な環境で様々な目的に使用されており、その作業は人間や他の種族にとってあまりにも退屈であったり、危険であったりする場合が多い。また、ドロイドは極めて特殊な専門的知識が要求される分野でも使用され、医療ドロイドやアストロメク・ドロイドなどがその典型である。
機種や与えられた目的にもよるが、ドロイドは総じて従順であり、融通が利かず、消耗品として扱われ、大量の記憶を処理することができ、極めて正確に作業をこなす。これらの特徴はドロイドを様々な作業に適応させているが、安価で性能がやや劣る機種では独立思考の欠如によって能力が制限されてしまう。こうした自律性の欠如は大きな利点であると同時に弱点でもある。つまり、従順かつ管理が可能であるという点では利点となるが、効率という点では欠点にもなるのだ。ドロイドの設計者は、知性を与えすぎれば反抗を招き、十分な知性を与えなければ効率が悪くなるという根本的な矛盾に直面しているのである。
慣例上、ドロイドの名前は数字と文字の組み合わせとなっている。
目次 |
ドロイドの定義
ドロイドおよびロボットという言葉は一般に同じものを指す。しかし、ドロイドの公式な定義は「自力での移動能力を持つことによってコンピューターと区別される自我を持った機械」である。
ドロイドの等級
ドロイドは、創造性、知性、独立思考能力に基づく、5つの基本的な「等級」あるいは「級種」によって分類される。
- 第1種:創造力と複雑な思考能力を持つドロイド。この区分に含まれるドロイドは、物理、数学、医療科学の分野で使用されることが多いが、極めて高度な機能を持つ暗殺ドロイドもこの区分に含まれる。また、多くの独自プロトタイプやはぐれドロイドも第1種ドロイドであり、尋問ドロイドや拷問ドロイドも薬品を扱うことからこの区分に含まれる。
- 第2種:アストロメク・ドロイドやユーティリティ・ドロイドなどの、テクノロジーの分野で使用されるドロイド。プローブ・ドロイドなどの偵察機やパイロット・ドロイドもこの区分に含まれる。
- 第3種:プロトコル・ドロイドなどの、社交、外交、教育の分野で使用されるドロイド。
- 第4種:保安および軍事ドロイド。これらは知的種族に危害を与えることが多いため、厳重に規制されている。
- 第5種:廃品回収、採鉱、下水整備などの知性を必要としない作業を行うようプログラムされた単純な労働ドロイド。
ドロイドの種別
ドロイドは機能によって分類されるが、分類と機種との関係は曖昧であることが多い。BD-3000シリーズのように、多様な役割と目的を与えられたドロイドも数多く存在し、分類することが難しくなっているのだ。一方で、特別に作られた特殊な機能を持つドロイドは、特徴が変化するため分類することさえ不可能である。また、所有者が変わるたびに作動期間を通じて何度も機能が変化するドロイドも存在する。こうした限界はあるものの、ドロイドは製造段階で組み込まれた第1機能によってグループ分けされることが一般的である。
法的立場
一般に、ドロイドは所有物として扱われている。だが、高性能なドロイドにはそれ相応の配慮が与えられる場合もあり、逆にドロイドを奴隷と見なすことに対する反論も存在する。人工知能レベルの査定や、ドロイドを知的種族と同等の存在と見なす際の基準の策定は難しく、これらがドロイドの地位に関する論争の原因となっているのだ。ドロイドの解放は急進的な思想として認識されているが、非常に単純なドロイドを除いて、メモリ消去に反対する意見は確実に存在している。
ナブーではドロイドに知的種族とほぼ同等の権利が与えられていた。一方で、銀河帝国の下ではドロイドに対する虐待を取り締まる法が存在せず、ドロイドに尊敬の念を示すことは奇妙な行動をとして見られていた。また、ユージャン・ヴォング大戦(25~30 ABY)では、ドロイドはテクノロジーを嫌悪するユージャン・ヴォングの侵略者たちから破壊の標的とされていた。彼らはドロイドを神々に対する冒涜と見なしていたのである。
またクローン大戦当時には、クローン・トルーパーと彼らの将軍たちの間でドロイドに対する嫌悪の感情が広く存在しており、彼らはドロイドをクランカー(ガチャガチャ野郎)やティニィ(ガラクタ)などの侮蔑的な言葉で呼ぶことも多かった。
イペリオ・バオバブとドロイド言語
近代におけるドロイド言語の父として広く知られるイペリオ・バオバブは、ヤヴィンの戦いの200年前にバブ=プライムを提唱し、ロボット通信の一大革命を巻き起こした。以下はその前後に存在したドロイド言語の年代順リストである。
なお、頻繁にメモリ消去を行わなかった場合にドロイドがどのような個性を発達させるかという点について、バブ=プライムには少なくとも一部の責任がある。かつて、新しいバブ=プライムのアルゴリズムを開発していたバオバブ商業船団の不運な社員が個性ウイルスを生み出してしまい、それを銀河中のドロイドに蔓延させ、既存のプログラムに悪影響を与えてしまうことになった。それ以来、メモリ消去の管理が日常的な作業となったのである。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード4/新たなる希望
- エピソード5/帝国の逆襲
- エピソード6/ジェダイの帰還
- クローン大戦(TVシリーズ)
- クローン・ウォーズ(映画)
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
- スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル
- ドロイドの大冒険
- スター・ツアーズ