<ケターナ>
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<ケターナ>は、犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレが所有していたユブリキアン工業社製ラグジュアリー・セール・バージである。彼はこのセール・バージを使用してタトゥイーンの大砂丘海を移動し、カークーンの大穴で至高の喜びを味わっていた。通常、<ケターナ>はジャバの衛兵たちを乗せた2機のスキッフによって護衛されていた。
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特徴
ジャバ・ザ・ハットの所有するセール・バージ<ケターナ>は、贅沢なパーティやタトゥイーンの大砂丘海への旅に使用されていた。この娯楽帆船の客室は、ジャバの敵を貪欲なサーラックの巣穴に放り込んで処刑する際に、しばしば最高潮に達するのだった。このときセール・バージに乗船していたのは、何十人もの賓客やジャバの宮殿の使用人、奴隷、取巻きたちである。
<ケターナ>の内部は3つの船室に区切られていた。最上部はジャバの乗員たち専用のメイン・デッキであり、船のすべての制御システムがここに収容されていた。また、メイン・デッキにはタスケン・レイダーたちによる襲撃に備えた巨大なヘヴィ・ブラスター・キャノンや、無数の対歩兵用ブラスターも用意されていた。同様に、この区画にはジャバや乗員たちが帝国軍による検問を避けるための高性能なセンサー一式も搭載されていた。
セール・バージには、長期旅行のための一時的な居住区画も用意されていなければならない。ジャバ・ザ・ハットのセール・バージの乗客デッキにも、この肥えた犯罪王専用の個室はもちろん、広大な宴会場や、完全装備のキッチンまで備わっていた。また、ジャバは賓客をもてなすために高価なタペストリーや彫刻品、その他の贅沢な装飾品で乗客デッキを飾り立てていた。さらには、伸縮式のビューポートから砂漠の眺望を楽しむことも可能である。
このセール・バージの下層デッキには、エンジン、余剰な操舵システム、そして囚人用の独房が収容されていた。また、ドロイド・プール、小型マシン用作業場、ジャバ用の生きた食料専用貯蔵庫も、この下層デッキの残りの部分に収容されていた。
歴史
<ケターナ>を入手したジャバ・ザ・ハットは、この船をビジネスでの移動、豪華なパーティ、タトゥイーンの砂漠を横断する旅などに利用していた。また、彼はこのセール・バージでライバルを何度も襲撃しており、その際には2機のバンサII・カーゴ・スキッフを護衛に付けることが多かった。通常、ラグジュアリー・セール・バージを適切かつ安全に操縦するためには26人の乗員が必要だが、ジャバは15人、あるいはそれ以下の人数で出航させることが多く、さらにその大半が厨房で働く料理人たちだった。ジャバは右舷の観望デッキにある巨大な搭乗ハッチを使って<ケターナ>に乗り降りしていた。悪名高きジャバの名声によって、<ケターナ>も彼の敵対勢力から恐れられる存在となっていた。
ジャバは、ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、チューバッカをカークーンの大穴へ連行する際にこのバージを使い、そこで彼らをサーラックの餌食にしようとした。だが、大穴の上でライトセイバーを手にしたルークは反撃に転じ、このときの戦いによって<ケターナ>は破壊されることになる。ジャバの衛兵たちを次々と倒したルークが、レイアにデッキ・キャノンでデッキを直接狙うよう指示したのだ。スカイウォーカーが脱出の際に発射レバーを蹴ると、セール・バージはレーザー砲火によってばらばらに吹き飛んだのである。
役に立ちそうなものはジャワたちによってほとんど持ち去られてしまったが、サーラックの棲家の近くにある<ケターナ>の残骸は、モス・アイズリーのスカイウォーカー・ツアーの一部となった。その後、<ケターナ>のパーツはドウ・シーバーク・ブーターナ・レストランのインテリアとして再利用されたのだった。