R3シリーズ・アストロメク・ドロイド
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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伝説の名機となったR2ユニットの大成功によって財政的に潤ったインダストリアル・オートマトン社は、さっそく次なる市場支配に向けて新たな投資を開始した。同社の新製品であるR3シリーズ・アストロメク・ドロイドは、ハイテク官公庁での使用に特化して設計されたモデルである。R3ユニットはもう1つの新製品、R4シリーズ・アストロメク・ドロイドとほぼ同時に市場に投入された。
解説
外見上、R3ユニットはホワイト・メタルの主脚部に明るく彩色された装飾を施されていることから、人気モデルだったR2ユニットを徹底的に模倣しているように見える。最も明確な違いは頭部であり、R3には耐久性のあるプラステックスを使用した透明なドーム型デザインが採用されていた。この透明半球は内部センサーの有効範囲を向上させるとともに、R3の持つ誇り高き高性能の証、すなわち最新型インテレックスV・コンピュータ・システムの存在を引き立てていたのである。
インテレックスVには大容量のデータベースが搭載されており、そこには共和国宇宙軍で使用されているすべての艦船についての詳細な統計情報が収録されていた。この情報を武器に、R3は大型艦船に搭乗して任務に当たっている砲手や警備兵、宇宙軍士官たちと共に効率的に働いていた。また、このドロイドはスターファイターに搭載させることを主目的として開発されたわけではないが、起動中のメモリーにハイパースペース・ジャンプの座標計算の結果を5つまで記憶しておくことが可能である。
R3の持つプログラムは専門的であり、本質的に機密扱いとなるため、高額な機種の販売は認可された政府の軍組織向けに制限されていた。そのため銀河共和国はインダストリアル・オートマトン社で最初に生産された125,000,000体のR3ユニットすべてを購入しており、その後身となる銀河帝国もこれらをスター・デストロイヤーやデス・スターに配備していたのだった。