震盪ミサイル
(コンカッション・ミサイルから転送)
| ||||||||||||||||||
|
震盪ミサイルは、対宇宙船用の短距離型兵器であり、一般には宇宙船や他の乗り物に設置されたランチャーから発射される。これらには翼を持つタイプと、持たないタイプがあった。震盪ミサイルには幅広い種類があり、スピード、機動性、破壊力など様々である。これらのミサイルは、他の伝統的な爆弾壁と同様に大きく低速で破壊力に乏しい太古の震盪球体から発展したものだった。震盪ミサイルは強襲用震盪ミサイルよりも破壊力こそ弱いが、その爆発力と発射速度は高性能型震盪ミサイルの改良を通じて飛躍的に向上したのだった。
特徴
震盪ミサイルはプロトン魚雷とよく似たミサイル兵器の一種だが、プロトン魚雷ほどの威力がない反面、それをはるかに超える亜光速度で巡航することができる。このミサイルの概要は、小型エネルギー・パックに装甲をも引き裂く威力を持った先端部が取り付けられたものである。この先端部は船の外殻をも突き破ることができ、同時にエネルギー・パックを点火させる役目も担っている。震盪ミサイルが着弾すると、エネルギー・パック付近にある原子破壊装置が起動し、内部崩壊した原子から膨大な熱とエネルギーが発生するのだ。このときの破壊的な衝撃波によって標的はまず溶解し、その後爆発を起こすのである。
震盪ミサイルは地上の基地や宇宙ステーションなどの、大型で移動能力のない標的に対して特に効果的である。そのため、本来このミサイルは海賊団や傭兵たちが宇宙戦闘機と戦うために開発したものだったが、後に帝国軍によってTIE/saボマーなどの爆撃機に搭載されるようになった。だが皮肉なことに、帝国軍は反乱同盟軍の使用する震盪ミサイルによって、第2デス・スターを破壊されることになったのだった。