ダガラ
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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解説
ダガラはこの銀河系に侵入してきたユージャン・ヴォングの最初の部隊、プレトライト・ヴォングの司令官である。彼は政治階層の出身であり、行政官の地位を与えられていたが、同時に抜け目のない機知に富んだ戦士でもあり、冷酷かつ狂信的な戦士階層の典型ともいえるプレトライト・ヴォングの戦士たちに素晴らしい例を示していた。ウォーマスターへの忠誠と神々への崇拝によって鍛えられた独自の思考能力と、超人的な戦闘能力を併せ持つことによって、彼はプレトライト・ヴォングを指揮するという名誉を手にしたのだった。
ダガラは新共和国に送り込んだスパイ、ヨミン・カーと接触を続けていた。カーはベルケイドンのエクスギャル・ステーションに研究員の1人として潜入しており、ロッカーの中にダガラとの通信に使うヴィリップを隠していたのである。2人はプレトライト・ヴォングのワールドシップが静かに銀河系内部に侵入するよう調整していた。だが、ダガラは功を焦り、ワールドシップをヘルスカIVの地表に近づけすぎてしまう。その結果、エクスギャルの研究員たちにこの船が自然物体ではないことを気づかれてしまった。しかし、発見による脅威は最小限に留めることができた。プレトライト・ヴォングの接近を観察していたのはエクスギャルの研究員だけであり、ヨミン・カーは彼らを簡単に始末することができたのだった。
もちろんベルケイドンを脱出し、カーによる虐殺を逃れた者も数人いた。だが、彼らはヘルスカIVへ直行し、カーの報告を受けたダガラの軍による待ち伏せを受ける。そのなかにはエクスギャル4の主任研究員ダニ・クイーも含まれていた。ヨミン・カーは彼女を価値ある者として認めており、他の不敬者のように簡単に殺すべきではないと報告していたのだ。
続いて、ユージャン・ヴォングはジェダイのパイロット、ミコ・レグリアを捕虜にすることに成功した。彼は師匠のキップ・デュロンを含む仲間たちと共にヘルスカIVに接近し、捕らえられてしまったのだ。ダガラはダニ・クイーをユージャン・ヴォングの姿に作り変え、ミコを「戦いの調整者」ヤモスクへの生贄にすると宣言する。彼はミコに「心身破壊」として知られるユージャン・ヴォング流の拷問を与えるが、若きジェダイはダニ・クイーが脱出するまで持ち堪え、その直後にユージャン・ヴォングは不敬者による攻撃を受けたのだった。新共和国軍はヤモスクと共にヘルスカIVを粉々に破壊し、ダガラのプレトライト・ヴォングを壊滅させる。ヘルスカの戦いは、新共和国によるユージャン・ヴォングへの最初の勝利となったのである。