元老院ビル
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元老院ロタンダ、会議センター、元老院ドームなどとも呼ばれる元老院ビルは、銀河共和国末期に銀河元老院の本拠地として使用されていた、コルサントの巨大な建造物である。設計者たちは、このビルを破壊できる兵器があれば、それは惑星を丸ごと破壊できる威力を持つことになるだろうと豪語し、この建造物が破壊工作や軌道爆撃にはまったく動じないと考えていたという。この建造物が建てられたのは、ヤヴィンの戦いのおよそ4,000年前、シス大戦によってかつての建造物が損傷したときのことである。新共和国の時代になっても、元老院ビルは自由の象徴として有名だった。
目次 |
歴史
旧共和国の時代
2キロメートルを超す直径と、数百メートルもの高さを誇る元老院ビルは、シールド型のドームをそれより若干細いドラム型の胴部が支える構造をしていた。このビルは元老院地区の中心地、コア・ファウンダー・アヴェニューとして知られる広く平らなコンコースの終着点にそびえ立っており、このエリアには巨大な細身のヒューマノイドの像が並べられていた。コンコースの終着点は儀式的な入り口の1つ、グレート・ドアであり、共和国大記章や、元老院に加盟する何千もの惑星の記章で飾られていた。また、グレート・ドアのすぐ内側には元老院アトリウムがあるが、これは巨大なエントランス・ホールであり、そこには銀河共和国で最も偉大な英雄や政治家たちの彫像が並べられていた。
ドームの内側は何層にも重なった元老院代表団の部屋となっており、各部屋の内部はそれぞれの議員たち本来の故郷に酷似した環境に調整可能である。また、元老院内での通信は元老院通信センターによって執り行われていた。さらに、元老院ビルは自動周辺防衛システムによって厳重に守られていた。
建造物の大部分は数百メートルの高さを持つ巨大な円形の大会議場によって占められている。会議場の外周には各議員用の浮遊式リパルサーポッドが並んでおり、その中心には最高議長、副議長、そして会議を取り仕切る上級行政補佐官が使用する演壇が立っていた。会議場には各議員に1基ずつ、1,024基のリパルサーポッドが用意されており、発言したい議員は自分たちのポッドを壁から切り離し、すべての議員から見えるように会議場の中心付近まで動かすことになる。また、大会議場の下は、元老院での問題を解決し、客人をもてなすために使用される、議長の控え室となっていた。最高議長の演壇も使用されないときはこの控え室に収容されており、議長が議会の開催中に元老院の問題解決を望むと、油圧式の柱に固定された演壇が控え室から会議場へと伸びていくことになる。また、議長の演壇には議員たちのリパルサーポッドの動きを調整するための制御装置も組み込まれていた。そして、会議場の外周には環状のグランド・コンコースがあり、各リパルサー・ポッドの入り口にはセネイト・ガードが警備のために立っていた。また、会議中は12基の元老院カム・ドロイドがすべての出来事を記録していた。
その後
元老院ビルは多少の損傷を受けたものの、銀河内乱をほとんど無傷で生き延びた。だが、ヤヴィンの戦いの17年後には、テロリストによる爆破事件によってこの神聖な建造物も深刻な損傷を被ることになり、当時の設計書に基づいての大規模な改修を受けたのだった。