銀河標準暦
(銀河標準時から転送)
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銀河標準暦は、銀河系における標準的な時間の計量法であり、ヤヴィンの戦いを基点として採用している。BBYは「ヤヴィンの戦い前」を意味し、ABYは「ヤヴィンの戦い後」を意味している。
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歴史
銀河標準暦はコルサント標準暦とも呼ばれ、銀河共和国の時代以降、銀河系で主たる暦として使用されていた。旧共和国は1,000 BBYのルーサンの改革を基点として年を記していたが、それ以前には25,000 BBYの共和国樹立を基点として出来事のあった年を定めていた。かつての銀河系における標準的な日付の表し方はYY:MM:DD形式であり、これは00:1:1に行われた大再同期からの年数を示すものである。
その後の銀河帝国も同じ暦を採用したが、35 BBYの大再同期、または19 BBYの新秩序宣言を基点の年とすることが多かった。
帝国の崩壊後、新共和国は暦の改変を行った。新共和国歴史評議会がヤヴィンの戦いを0年に定め、当時の日付体系に適応させたのである。しかし、これも銀河系でも最も広く使用されていた暦というわけではなく、使用していたのはほぼ反乱同盟軍、新共和国、銀河同盟だけという状況だった。残存帝国軍をはじめとする多くの宙域は独自の暦を採用していたのである。
なお、第2次銀河帝国で使用されていた暦については分かっていない。
時間の計測法
銀河標準暦は惑星コルサントの大きさと回転周期に基づいていて定められている。これは太陽を巡るコルサントの軌道とその第1衛星センタックス1の軌道の両方を基準とした太陽暦である。時間の標準単位は秒であり、60標準秒で1標準分、60標準分で1標準時間、24標準時間で1標準日となる。1標準週は5標準日であり、1標準月は7週である(すなわち、1ヶ月は35標準日となる)。また、1標準年は368日であり、10ヶ月と3祝祭週、3休日で構成されている。ハイパードライブ理論によって相対論を回避した宇宙旅行ができるようになったため、時間は宇宙のあらゆる場所で同一の間隔で流れると考えられるようになったのだ。
まとめると、既知銀河系では以下のような構成となる。
- 368日 = 1年
- 60秒 = 1分
- 60分 = 1時間
- 24時間 = 1日
- 5日 = 1週
- 7週 = 1月
- 35日 = 1月
- 10月 + 3祝祭週 + 3休日 = 1年
1年間の構成
銀河標準暦における1年間の構成は、タパニ・セクターの独自の暦を元に制定されたものである。タパニ暦の使用は便利だったが、11月にいくつかの戦いが勃発したため、銀河標準暦ではその月を除外し、不足分を祝祭週と休日で補ったのだと考えられている。
タパニ暦(各月、祝祭週、休日に独自の名称をつけたもの)に基づく1年間の構成は以下のとおりである。
- 1月: エローナ
- 2月: ケローナ
- 1休日: タパニの日
- 3月: セローナ
- 1祝祭週: 拡張週
- 4月: テローナ
- 5月: ネローナ
- 2休日: 豊作の日
- 6月: ヘローナ
- 2祝祭週: シェローヴァの週
- 7月: メローナ
- 8月: イェローナ
- 3休日: 収穫の日
- 9月: レローナ(タパニ・セクターのフリーワールド宙域では、レローナの10~15日を独立の週として定めている)
- 10月: ウェローナ
- 3祝祭週: 冬の祝祭週
1週間の構成
1週間の構成は以下のとおりである。