カミーノ・セイバーダート
(カミーノアン・セイバーダートから転送)
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カミーノ・セイバーダートは、カミーノのカミーノアンたちが製造した毒矢の一種である。セイバーダートは風変わりな武器だが、血の取引きが横行する暗黒街では一般的なものであり、暗殺者ギルドやマルカイトの毒手たちは日常的にこうした静かな武器を使用していた。マルカイト・ゼムファー、フェックスM3神経毒などは、ダート用の毒素として最も強力なものであり、10秒ほどで獲物を殺傷することができる。また、カミーノ・セイバーダートには基部に小さな毒薬用のタンクが付けてあり、中央の針の先端が注射器の働きをしていた。
解説
ヤヴィンの戦いの22年前、パドメ・アミダラ議員暗殺を目論む黒幕の正体に関して、オビ=ワン・ケノービが手にした唯一の確実な手掛かりは、致命的な毒が仕込まれた小さなフォーク状のダートだった。ケノービはこの証拠品をジェダイ聖堂の分析室に持ち込み、ドロイドによる慎重な走査を行う。2体の分析ドロイド、SP-4とJN-66によると、このダートに刻まれた模様は既知のあらゆる文化のものと一致しなかった。科学捜査ドロイドは、このダートが孤独な戦士による手作りの武器だろうという結論を下したのである。
この結果に不満だったオビ=ワンはコルサントの廃れたココ・タウン地区へ赴き、旧友のデクスター・ジェッスターに知恵を借りた。デクスターは多種多様な事柄に精通しており、ダートの正体を容易に解明することができたのだ。ダートの側面に刻まれた模様から、彼はそれがサブテレルの鉱山で働いているときに見た珍しい人工工芸品、カミーノ・セイバーダートであることを見抜いたのである。
この情報を手にしたオビ=ワンは、嵐の惑星カミーノの位置を特定し、ダートの持ち主である賞金稼ぎジャンゴ・フェットを追跡した。カミーノでの発見は、やがて銀河共和国の運命を左右することになる神秘的な出来事の連鎖へと続いていくことになる。
賞金稼ぎのジョドー・カストも、ジャンゴ・フェットと同様、マンダロリアン装甲服にダートの発射装置を仕込んでいた。だが、彼が好んで使っていた毒薬はセナリと呼ばれる即効性の猛毒である。