ケイ・モール
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ケイ・モールは、銀河帝国時代の初期にアウター・リムの惑星アヌーで、反帝国レジスタンス組織に参加していた人間女性である。
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経歴
ヤヴィンの戦いのおよそ32年前に惑星アヌーで生まれたケイ・モールは、故郷や他の惑星で帝国による残虐行為を目の当たりにした後、両親に従って15歳のときにレジスタンスに加わった。そしてヤヴィンの戦いの15年前、モールの母デマは、犯罪組織フロム・ギャングがライバル組織との覇権争いのために建造した強大な力を持つ宇宙船<トライゴン・ワン>を破壊するため、彼女を惑星インゴへと送り出したのである。このとき、インゴイアンのスピーダー・レーサー・ジョード・ダサットがフロム・ギャングによって誘拐されるところを目撃したモールは、組織の首領サイス・フロムの息子ティグ・フロムが取り仕切る秘密基地からダサットを救出しようとする彼のレーシング・パートナーたち、ソール・ジョーベンと2体のドロイド、C-3POとR2-D2を手助けしたのだった。
その後、モールは新しい友人たちをブーンタ・スピーダー・レースへ送り届ける約束をするが、船のハイパードライブが故障してしまったため、彼らはアヌーで修理できる場所を探すことになった。そしてモールに与えられた使命を知ったソールとダサットは、彼女に力を貸すことになる。モール、ジョーベン、そしてドロイドたちは、ティグ・フロムの基地へ向かうサイス・フロムの宇宙船内に隠れ、そこから<トライゴン・ワン>を盗み出すことに成功した。その後、フロム・ギャングはダサットとデマ・モールを捕え、2人を人質としてジョーベンに盗んだ宇宙船の隠し場所を白状するよう強要したのである。しかし、ジョーベンはフロムの船に破壊工作を行っており、彼らがアヌーに戻ると、故障した誘導システムが船をサイス・フロムの要塞に衝突するコースへと送り込んだのだった。モールとジョーベンは基地が大破する直前に、ダサットとデマを助け出すことができたのである。
フロム・ギャングが復讐に燃える一方で、モールとその友人たちはついに惑星ブーンタに到着し、ジョーベンはブーンタ・スピーダー・レースで見事な優勝を飾ることができた。さらに彼の勝利はデビュロン・ダク・スピーダー社のオーナー、ゼビュロン・ダクの目に留まり、ジョーベンたちのグループは彼から自社で働いてほしいという申し出を受けたのだった。このときモールの友人たちは何も知らなかったが、ダクはレジスタンス組織の諜報員であり、モールに、帝国に忠誠を誓う製造施設のスパイを依頼していたのである。その後、モールは反乱同盟軍に加わり、同盟軍が新共和国へと再編された後は、新共和国情報サービスの創設メンバーの1人となったのだった。
人物と特徴
若きケイ・モールは、青い瞳と白い縞の入った茶色の髪を持った活発で美しい女性だった。父と共に<サンド・スロース>で働いていた彼女は宇宙船の操縦法を学び、実際の航行で多くの時間を費やしていた。この間に彼女は宇宙船とランドスピーダーの両方における優秀な操縦士となったのである。父の死後、<サンド・スロース>は彼女のお気に入りの船となった。銀河帝国が台頭したとき、モールはまだ若かったが、故郷アヌーや他の惑星に対するその残虐な仕打ちを目の当たりにした彼女は、帝国の支配に対する反感を募らせることになる。そして母デマからアヌー・レジスタンスの話を聞いたとき、彼女はまだ15歳だったが、レジスタンスに加わり、母の戦いを手助けすることを決意したのだった。
17歳のとき、モールはフロム・ギャングの台頭を阻止するため、<トライゴン・ワン>の破壊任務へと向うことを決断した。ソール・ジョーベン、ジョード・ダサット、そして彼らの2体のドロイドの助けを得て船を盗み出したとき、彼女は他の犯罪組織に対してこの超兵器の力を利用したいと考えたのだった。だが、ジョーベンがこの兵器の制御しきれない危険性を訴え、彼女を説得したのである。また、モールは愛する者たちに常に忠実だった。ジョーベンがティグ・フロムの基地からダサットを救出しようとしていたとき、彼女は自らの任務を中断してまで彼に力を貸し、また、C-3POとR2-D2が再プログラムされることを避けるために進んでゼビュロン・ダクと働く機会を辞退しようとしたのだった。
優れた操縦技術と航法技術を持つモールは、先端を切り詰めたブラスター・キャノンやパラライザー・ディスクなど、様々な武器を使うことができた。また、彼女はコンピューターの使用や農耕も得意だった。そして、モールは銀河標準ベーシックに加え、ダット=アン語を話すことができた。