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ザナトス

提供: スター・ウォーズの鉄人!

Xanatos.jpg
Xanatos
人物に関する情報
出身地

テロスIV

誕生

71 BBY

死亡

44 BBY (9 BrS)、テロスIV

身体に関する情報
種族

人間

性別

男性

髪の色

黒色

目の色

濃紺色

年代および政治に関する情報
時代

帝国の勃興時代

所属
師匠

クワイ=ガン・ジン

弟子

ブラック・チュン

[非表示]

解説

濃紺の瞳に漆黒の髪をした少年ザナトスは、惑星テロスIVの裕福な家庭に生まれ、気楽で贅沢な少年時代を送っていた。事実、彼の父親クライオンはこの惑星で一番の富豪であり、息子が望むものは何でも与えることができたのだった。しかし、クライオンの富を持ってしても、ザナトスが最も欲しがっていたものを与えてやることはできなかった。すなわち、ジェダイ・ナイトにしてやることである。だが、ザナトスは生来強いフォースに恵まれており、そのエネルギーはジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンの関心を引きつけるのに十分だった。クワイ=ガンはフォースに導かれるままにテロスIVを訪れ、訓練を与えるべくザナトスをコルサントへ連れて行きたいと申し出た。クライオンは即座にその要求を受け入れ、ザナトスはついに銀河系を越えて旅立っていったのである。

ジェダイ聖堂で暮らすようになったザナトスは、最高のマスターたちの下で修行に励み、ついにクワイ=ガンの2番目のパダワンとして選ばれた。ところが、かつて贅沢な暮らしを謳歌していた彼は、質素な生活を強いられるジェダイとしての人生に、次第に不満を募らせていく。やがて、ザナトスはジェダイ聖堂で共に学ぶ友人たちに、自分の富や地位を誇示するようになり、不幸な生い立ちを持つ級友たちから尊敬の眼差しを得るために、絶えず多くのエネルギーを費やすようになったのだった。また、彼は怒りっぽく、自分がからかわれたときの反応にも不手際が目立っていた。だが、そんな彼も訓練に対してだけはひたむきさを見せており、クワイ=ガンもザナトスを秀でた訓練生であると感じていたのである。彼はいつの日か、ザナトスが偉大なジェダイ・ナイトになると信じており、こうした欠点すべてをなんとか大目に見ようと努力していたのだ。しかし、ジェダイ評議会はそれほど寛大ではなかった。偉大なマスターたちは若きパダワンの修行の成果を厳しく見極めるよう、頻繁にクワイ=ガンを急き立てていたのである。

やがて、ザナトスはジェダイ・ナイトの地位に昇格するための試験を受けることになるが、その準備ができる直前に、マスター・ヨーダは師弟をザナトスの故郷であるテロスIVへの任務へと派遣した。だが、任務にあたっての詳細は告げられず、2人はテロスIVに到着した際に目的が明らかにされるだろうと考えていた。しかし、2人がそこで見たものは、惑星を飲み込む大きな騒乱の渦だったのである。

ザナトスの父クライオンは、惑星を支配するべく密かに近隣惑星への攻撃を計画していた。彼はザナトスが帰ってきたことを知ると、息子をこの計画に引き込もうと考える。一方のザナトスも、再び裕福な暮らしに戻れると確信し、父への協力を志願したのだった。親子はクワイ=ガンを闇に閉じ込めると、攻撃計画の準備を開始した。しかし、マスター・クワイ=ガンは彼らの目論みを察知し、テロスIVの民衆にすべてを暴露すると通告した。クワイ=ガンはクライオンとザナトスに反対する人々から支持を得ようとしたが、結果的にはテロスIV政府内に派閥間抗争を引き起こしただけだった。彼の目論みは完全に裏目に出てしまったのである。

最終的に、この戦いはクワイ=ガンがやむを得ずクライオンを殺害することで終結した。彼はクライオンに留めを刺す前に、彼の指を手から切り離したのだった。そして、師が父を殺害する光景を目の当たりにしたザナトスは、ジェダイへの厳格な復讐を胸に誓う。彼は父の指から指輪を外し、それを頬に擦り付けた。まだ熱が抜けきっていないこの金属片には、三日月型の傷跡が残されており、それはクワイ=ガンへの見せ掛けの不信を思い起こすための証として使われることになる。ザナトスはテロスIVから逃走し、一方で、クワイ=ガンはコルサントへ戻ると、ジェダイ評議会に弟子がこの戦いで死んだと報告したのだった。

そして数年後、ザナトスはバンドメアで再び姿を現した。彼は欺瞞と陰謀を通じてオフワールド採鉱会社の主導権を奪い取っていたのである。彼はオフワールド社とアルコーナ・ミネラル・ハーヴェスト社との間に、全面的な平和をもたらそうと主張したが、その裏では密かにアルコーナたちを抹殺し、バンドメアのイオナイト資源を独占しようと目論んでいたのである。しかし、ザナトスの野望は再びクワイ=ガン・ジンと、今度はその弟子オビ=ワン・ケノービの助力によって阻止される。2人のジェダイはザナトスの計画を打ち破ったが、このかつてのジェダイ・パダワンを捕らえることはできなかった。彼は再び惑星を脱出し、姿を隠すために逃走したのである。

その後、ザナトスはテロスIVへと戻り、そこで多額のクレジットを手に入れるため、惑星の資源を根こそぎ採掘しはじめていた。彼はユニファイ社の上層部を懐柔し、カターシスと呼ばれる大衆娯楽の収益を不正な採掘事業に運用していたのである。だが、クワイ=ガンとオビ=ワンが再びテロスIVでザナトスと対峙し、カターシスやユニファイ社の事業における彼の役割を暴くことに成功する。ザナトスは民衆からの圧倒的な支持を得ていたが、かつてのマスターにすべてを暴露されてしまい、ついには戦いを挑むものの、敢え無く敗れてしまうのだった。しかし、彼は生きたまま捕らえられることを恥とし、猛毒性の廃棄物に汚染された酸の泉に身を投じることで、自らの人生に幕を引くことになる。その泉もかつてはテロスIVの聖なる泉と呼ばれていた場所だったが、不法採掘による環境汚染によって、ザナトス自身が毒の沼地へと作り変えてしまった場所だったのである。

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