シンカー
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シンカーは、クローン大戦を戦ったクローン・トルーパー・サージェントの愛称である。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、彼はヴェネター級スター・デストロイヤー<トライアムファント>に配属された。そして他の2隻のスター・デストロイヤーと共に、彼らはグリーヴァス将軍の秘密兵器<マレヴォランス>を追い、アブレガド星系にたどり着いたのだった。<マレヴォランス>は3隻すべての船を破壊したが、シンカー、ジェダイ将軍プロ・クーン、クローン・トルーパー・ブースト、コマンダー・ウルフは、脱出ポッドで難を逃れることができた。その後、彼らはポッド内でバトル・ドロイドによる攻撃を受けたが、クーンの力によってそれらを撃退したのである。そしてクーンは、マスターと共に生存者の救出任務に来ていたパダワン・アソーカ・タノのところにたどり着くことに成功した。アナキン・スカイウォーカーとアソーカはポッドを救助し、<マレヴォランス>から逃げ延びることができたのである。
目次 |
経歴
<マレヴォランス>
ジェダイ最高将軍プロ・クーンが、共和国艦隊をたびたび壊滅させている分離主義勢力の秘密兵器の捜索に派遣されたとき、シンカーは彼の配下のクローン・トルーパーの1人として任務に同行した。やがてアブレガド星系で<マレヴォランス>が発見されたが、クーンのヴェネター級スター・デストロイヤー<トライアムファント>は<マレヴォランス>の放ったイオン・キャノンによってエネルギーを失ってしまう。その後、このサブジュゲーター級ヘヴィ・クルーザーの無数のターボレーザー砲火によって瞬く間に3隻の船を破壊し、シンカーはコマンダー・ウルフ、ブースト、マスター・プロ・クーンと共に脱出ポッドで<トライアムファント>からの脱出を余儀なくされたのだった。
もう1機の脱出ポッドがハッチを切り開かれた状態で発見された後、プロ・クーンとクローンたちはポッド1977からの信号を受信した。だが、そこへポッド・ハンターが現れ、ポッド1977を破壊した敵は、次の標的としてクーンらのポッドに目を付けたのだった。プロ・クーン、ブースト、シンカーはロケット・バトル・ドロイドと戦うためにポッドの外に出る。シンカーはクーンのフォースでポッド・ハンターの背後に飛ばされ、ドロイドを破壊した。やがて彼らは敵を全滅させることができたのである。その後、4人は<トワイライト>で到着したジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーとそのパダワン・アソーカ・タノによって救助されたのだった。しかし、医療ドロイドTB-2が負傷したクローンの治療を行っていたとき、船内の照明が消え、ドロイドは何が起こったのかを確認するため艦橋を訪れた。このとき<トワイライト>の存在が<マレヴォランス>に気付かれてしまう。アナキン、アソーカ、プロ・クーンは探知を避けるためすべてのパワーを落としていたが、TB-2の電源を切ることを忘れていたのだ。だが幸運にも、<トワイライト>はイオン・キャノンの波から逃れることができたのだった。
コーム
その後、シンカー、ブースト、ウルフを含む共和国部隊は、宇宙戦闘機のパワーを増幅させるために使用される天然鉱石アグロサイトを守るため、分離主義勢力に占領された惑星コームへ派遣された。ジェダイ将軍プロ・クーン、キット・フィストー、そしてケンダル・オゼル少佐の指揮のもと、共和国はアグロサイト処理工場を接収したが、その直後に分離主義勢力によって奪回されてしまう。その後、クーンとフィストーがアグロサイト鉱山にある連合軍の本部へ偵察に向かい、オゼル少佐はクローン・トルーパーを率いて工場の奪回を目指した。しかし、工場は既に見捨てられていたのである。
オゼルは敵が敗北間近の状態にあると推測し、ジェダイの支援のため兵士たちにアグロサイト鉱山への移動を命じた。だが、シンカーとブーストは少佐の楽観的推測に懐疑的だった。2人はコマンダー・ウルフに、分離主義勢力が鉱山を簡単に放棄するはずはなく、彼らは明らかに意図を持って工場を見捨てたのだと進言する。しかし、ウルフはクローンたちに命令に従うようにと告げ、シンカーにクローン・トルーパーをLAAT/iガンシップに搭乗させるよう命じたのだった。その後、シンカーとブーストが予見したとおり、鉱山への襲撃の間に分離主義勢力が激しい反撃を行った。だが、共和国はこの戦いで辛うじて勝利を収めることができたのだった。
フェルーシア
その後、共和国がグリーヴァス将軍の手からフェルーシアを再び奪回しようとしていたとき、シンカーはウルフパックと共に惑星への攻撃に参加した。彼はアソーカ・タノより先に基地の外壁を飛び越えたが、その後、アソーカが行方不明になったのだった。