ニクス・カード
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ニクス・カードは、インターギャラクティック銀行グループの代議員に選出されたムーンである。彼は銀河元老院と分離主義元老院との和平に向けた話し合いを未然に阻止するため、ドゥークー伯爵と共謀してコルサントでの爆破テロを企てたのだった。また、カードは長身のムーンの中でも際立って身長が高かった。
経歴
インターギャラクティック銀行グループに対する規制緩和法案の審議の後、ロット・ドッドとギューム・サムは、法案が速やかに通らなかったことに焦りを抱くニクス・カードと面会した。ドッドは予期せぬ妨害を繰り出してきたパドメ・アミダラ議員への非難を吐き出す。サムは誰かを雇って彼女を暗殺するべきだと提案するが、ニモイディアンの議員はその案では実現が非常に困難だとして退けたのだった。だが、ドッドとカードは互いのビジネスの本質が暴力であることで合意していた。そこでムーンは、元老院に法案の通過を焚き付けるため、コルサントに直接戦争をもたらそうと提案したのである。彼は、1,000年にわたって首都への直接攻撃が行われていないという事実が、人々に偽りの安心感を与えていると主張した。カードはドゥークー伯爵と連絡を取り、計画の実行への助力を依頼する。そしてドゥークーがグリーヴァス将軍に、偽装したデモリッション・ドロイドをコルサントへ送り込み、首都に大混乱をもたらして元老院に行動を起こさせるようにと命じたのだった。
首都へ侵入したドロイド部隊が任務に着手する前に、アミダラ議員は密かに連合首都ラクサスを訪問していた。彼女はそこで分離主義元老院のミーナ・ボンテリ議員と会い、交戦中の二大政府間での和平交渉の呼びかけを始めるよう説得したのだった。そしてこの動議は議会で多数の議員たちからの支持を受け、可決したのである。これを受けて、ドゥークーはコルサントで陰謀をめぐらす3人の議員たちと交信するが、彼らは事態の進展に困惑しており、デモリッション・ドロイドによる任務の進行状況を求めてきた。だが伯爵は何も心配していなかった。彼は、ドロイドがプログラム通りに任務を遂行し、平和へ向けた動きが妨害され、戦争が継続されると確信していたのである。そして共和国元老院が平和への取り組みに関する採決を開始したとき、デモリッション・ドロイドたちがコルサント・パワー・ジェネレーターの破壊に成功した。元老院地区が一斉に停電の闇に覆われ、一連の爆発によって多数の民間人が傷ついたのである。サム議員はこの状況を優位に活用し、パルパティーン最高議長を含む一部の議員たちを銀行グループに対する規制緩和の賛成へと駆り立てた。その結果、銀行グループはクローン・トルーパーの増産に必要な金を確保できるようになったのだった。