ホログラム
(ホロから転送)
| ||||||||||||||||
|
ホログラムは人物や物体を3次元映像として投影したものであり、通常は通信やエンターテーメントの分野で使用されている。
目次 |
特徴
ホログラムはスクリーンに代わるものとして、主として長距離通信で使用されている。記録装置や受信装置のホロカメラは、光学スキャンによって対象物の形状を取得し、その後、この映像は他の場所に一斉送信されるか、あるいは記録された後にホロプロジェクターで再生されることになる。投影されたホログラム・イメージは全方向から見ることができるが、それは物質的なものではない。初期のホログラムは青色をした単色映像だったが、クローン大戦後には色相を追加したホログラムも登場している。長距離相互通信では、利用者同士がお互いのホログラムを見ながら、あたかも同じ部屋にいるかのように話すことができるが、両者の大きさの比率は常に同じというわけではない。
標準的なホログラムは大抵が単色であり、映像の乱れもあるため、スクリーンよりも画質が劣っている。しかし、高級バージョンでは極めて自然に近い総天然色のイメージを作り出すことができ、これらは絶滅動物ホログラム動物園やホログラム・ファン・ワールドなどのエンターテーメント施設で使用されることが多い。一方で、これらは変装などの偽装工作に利用されることもある。
携帯用ホロヴィドは超小型ホログラムを映し出すことができる。投影装置は多くの宇宙船の通信システムに組み込まれており、パイロットと乗客の双方で利用されている。また、R2-D2のように、ホログラムの記録と投影を行えるドロイドも存在する。
ジェダイ評議会のメンバーはコルサントに不在の場合や他の理由でジェダイ聖堂にいられない場合に、ホログラムを通じて会議に出席することができた。彼らの映像は自身が座るべき座席の上に投影され、あたかも本人がその場にいるかのように会議に参加していた。
使用例
ホログラムは科学的なプロジェクトにおける図式化の際に使用されることも多く、また軍事作戦でのブリーフィングでも利用されていた。ナブーの戦いでは、攻撃を開始する前にR2-D2がシード王宮のホログラムを映し出している。また、エンドアの戦い前には第2デス・スターのホログラムを使用して反乱軍パイロットに攻撃計画の説明が行われた。
ホログラムは射撃訓練にも使われていた。例えば、共和国のクローン軍はB1バトル・ドロイドやB2スーパー・バトル・ドロイド、そしてアナキン・スカイウォーカーやオビ=ワン・ケノービのホログラムを使用し、クローンの射撃手の訓練および敵味方の識別能力の向上を行っていた。
精巧なホログラムを実物として偽装する者たちはホロ・フェイカーと呼ばれている。
ホログラムの保存
ホログラムは直接送信することができるが、様々な保存装置(ホロディスクなど)やアストロメク・ユニット、他の種類のドロイドなどに保存しておくことも可能であり、保存装置をホロプロジェクターと連携させることでイメージにアクセスできるようになる。また、多くのドロイドは組み込み型のホロプロジェクターを搭載している。
機密性の高い内容を記録した場合、ホログラム保存装置を暗号化することもできる。かつて、モーガン・カターンは息子カイルにジェダイの血が通っていることを明かすため、暗号化されたホログラムを記録した。このホログラムはホロディスクに保存され、カターン家のドロイド、ウィージーのみがアクセスできるようにされたのだった。しかし、ジャン・オーズとシオン・ウォンは(ウィアーズの助けを借りて)、このホログラムの一部を解読することに成功し、画質は極めて悪かったものの、モン・モスマ、レイア・オーガナ、ルーク・スカイウォーカーの前で再生させることができた。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード4/新たなる希望
- エピソード5/帝国の逆襲
- エピソード6/ジェダイの帰還
- クローン大戦(TVシリーズ)
- クローン・ウォーズ(映画)
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
- スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル