ヤドル
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ヤドルはヨーダと同じ種族の女性ジェダイ・マスターである。彼女は忍耐強く聡明な女性で、ジェダイ評議会のなかでも最も哀れみ深い人物として知られている。ナブーの戦いの当時477歳だった彼女は特に瞑想を好み、討論や議論の場でも沈黙を保って他人の意見を聞くことに集中する。ヤドルが簡潔かつ見識のある意見を述べるのはいつも最後なのだ。この物静かなジェダイ・マスターは、ヨーダの平静さと知識を大いに尊敬していた。
解説
ナブーの戦いのおよそ200年前、ヤドルはマスター・ポールヴィン・クートに師事した。そして、彼らは惑星コーバを支配するアドヴォーゼのタラク大将軍の脅威を退けるため、コーバに派遣される。だが、ポールヴィンはこの抗争で命を落とし、ヤドルもタラクに捕らえられてしまう。ヤドルは生き埋めにされ、もはや彼女を救えるのは日ごろの鍛錬とフォースへの集中力だけだった。彼女は怒りや憎悪の助けを借りず、ただひたすらフォースを強め、コーバの地殻変動を引き起こし、脱出を果たしたのである。コーバの原住民たちはヤドルを崇めたが、彼らはタラクの息子、カラトの出現を予期していなかった。しかし、ヤドルはフォースの制御によってカラトを打ち破り、ついにマスターと共に与えられた仕事を成し遂げたのである。
コルサントに戻ると、彼女はイーヴン・ピールからジェダイ・マスターへの昇格と評議会への参加を提案された。だが、これに真っ先に異を唱えたのは他ならぬヨーダだった。彼はパダワンからジェダイ・マスターへの昇格がジェダイ規範に反すると考えていたのだ。しかし、彼女の評議会入りを問う議論の末、反対票を投じたのはヨーダだけとなり、彼女の昇格および評議会入りは認められることになる。
ヤドルはジェダイ聖堂で収集しているホロクロンや古代の巻物、シスの書物などを管理するジェダイ学者たちからなるライブラリ部門の責任者でもあり、ジェダイ聖堂にある彼女の私室は床から天井まで何千もの小さな装飾具で埋め尽くされていた。また、彼女は若いジェダイを訓練することに喜びを抱いており、これまでに何十人ものパダワンを鍛えてきた。その中の著名なジェダイには、オポー・ランシセスやエンパトジェイオス・ブランドも含まれている。
数百年に及ぶ修行によって、ヤドルはあらゆるジェダイの技を身につけた。特に、モリクローと呼ばれる危険な技の知識を習得したのは、ヤドルを含む極僅かなジェダイに限られている。このジェダイの禁断の術は、他の生物の肉体機能を急激に低下させ、容易く死を与えることができるのだ。また、彼女はコルサントを離れているときは、カンパラスのジェダイ訓練施設で訓練生たちに重要な教えを説いていた。
そしてナブーの戦いの7年後、ヤドルはオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーを伴って、惑星モワンを救う任務に赴いた。彼らの任務は 10年にも及ぶ内乱を経験したこの惑星に、新政府を樹立させるための交渉を行うことである。ジェダイたちは知らなかったが、この惑星を支配する最強の犯罪王はクワイ=ガン・ジンのかつての弟子ザナトスの息子、グランタ・オメガだったのだ。暴君を装ったグランタは、この惑星にジェダイ評議会のメンバーを誘い出して殺害し、自分がこの銀河系で大きな力を持つ存在であることをシス卿に認めさせようと考えていたのである。彼はアナキンを誘拐し、彼を人質としてヤドルに会談を要求する。彼女はこの要求に応じ、オメガが猛毒のディヘクサロン・ガスを封印した爆弾を使おうと計画していることを知るのだった。そして、ナターンの都市でこの武器が爆発しようとしたとき、ヤドルは爆弾を自分の方へ引き寄せ、フォースの繭の中にそれを包み込む。やがて爆弾は繭の中で爆発し、彼女はディヘクサロン・ガスをすべて体内に吸収してしまうのだった。ヤドルは猛毒によって瞬時に命を失い、その肉体はアナキンの目の前で消滅する。だが、モワンの人々はヤドルの英雄的行為によって救われたのだった。
登場エピソード
外部リンク
ジェダイ評議会 (32 BBY) | ||
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ヨーダ | メイス・ウィンドゥ | キ=アディ=ムンディ |
プロ・クーン | セイシー・ティン | イーヴン・ピール |
ヤレアル・プーフ | オポー・ランシセス | ヤドル |
イース・コス | アディ・ガリア | デパ・ビラバ |