レンガ・ジクストン
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レンガ・ジクストン、通称ジックスは、ダース・ヴェイダーの直下で働いていた帝国軍スパイである。
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経歴
帝国軍人としての人生
レンガ・ジクストンはコレリアで生まれ、やがてカリダの帝国アカデミーに入学した。ジックスはそこで訓練を積み、最終的に新兵を鍛える戦闘教官の職に就いたのだった。そしてヤヴィンの戦いの8年前、彼はその職に就きながら、ダース・ヴェイダーの任務に加わった。この任務は惑星ファリーンを「消毒」するというものであり、その結果20万人のファリーンの命が失われたのである。事情は不明だが、ジックスはこの任務に消極的な姿勢を見せ、軍法会議にかけられた末、ケッセルのスパイス鉱山へと送られた。その後、ジックスは奇跡的な脱出を果たすが、その詳細について知られていない。脱出の後、彼は辺境の惑星アリダスへと逃れ、地元のチュビットたちと親交を深めることになる。そしてヤヴィンの戦いの直後、ルーク・スカイウォーカーを捕らえるため、ダース・ヴェイダーがアリダスを訪れた。ヴェイダーはオビ=ワン・ケノービの偽者を利用しており、この役者はスカイウォーカーをアリダスのアイアン・タワーに仕掛けられた罠へ誘導するよう命じられていた。だがヴェイダーにとって不運なことに、役者は自らの命と引き換えに彼を裏切り、アイアン・タワーを破壊してヴェイダーに重傷を負わせたのである。
ジックスはすべてが終わったことを見てとり、タワーから被害の調査へと向かった。彼はそこで意識を失った無防備なヴェイダーを発見する。このときジックスはアリダスでチュビットたちに感謝するようになっており、彼らを帝国による占領によって傷つけたくないと考えていた。彼はヴェイダーの命を救い、彼をコルサントへと護送する。そしてヴェイダーが目を覚ますと、彼は暗黒卿に取引を持ちかけ、自らの生涯の忠節と引き換えにアリダスとチュビットの安全を求めたのだった。ヴェイダーはこれを受け入れ、ジックスは彼の個人的な従者として再び帝国軍に加わったのである。
ヴェイダーの従者
ジックスは裏切り者(彼はその後ヴェイダーに処刑された)の正体を暴くことで早速ヴェイダーに自らの価値を示した。その後、彼はタトゥイーンでルーク・スカイウォーカーの生存を保障する任務へと送り出される。ヴェイダーはブラック・サンのプリンス・シーゾーがスカイウォーカーの命を狙っていることを熟知していたのだ。ジックスはジャバ・ザ・ハットのスウープ・ギャングに潜入するためタトゥイーンへと向かった。そしてモス・アイズリーに到着した直後、彼はビッグ・ギズとスパイカーの率いるスウープ・ギャングと対峙したのだった。
ジックスは強弁するが、ギャング団がチェーンや棍棒で彼を襲い始めると、ギズが制止するまですべてを退けることはできなかった。ジックスの根性に感心したギズは、ギャング団への参加を賭けたレースを申し出る。ジックスはこの勝負を受けてたち、競争相手を射殺することで勝利したのだった。ビッグ・ギズは再び感心し、彼をギャング団に受け入れたのである。
一方、ジャバはシーゾーからルークの抹殺を命じられていた。ジックスは、それはヴェイダーの大きな不興を買うだろうと進言するが、ジャバの取巻きたちは大笑いする。その後、ジャバはルークを殺すためにギャング団を送り込み、彼らは大砂丘海のベン・ケノービの家に潜んだのだった。一方、ジックスはモス・アイズリーに先回りし、酒場で自分と帝国との関係について言及する。やがてその噂はダッシュ・レンダーの耳に入り、レンダーはルークの助けに駆けつけるが、ギャング団に先を越されてしまうのだった。
ルークはあわやスウープ・ギャング団に圧倒されそうになるが、奪い取ったスウープに飛び乗り、ベガーズ渓谷へと抜け出した。スパイカーが鮮やかな一撃を放つと、ジックスはルークを助けるために自分のスウープを体当たりさせる。彼はこの激突で両足を骨折するが、スパイカーは瀕死の重傷を負い、ルークは無傷だった。だが、不安を抱くビッグ・ギズが残っていた。仲間の半数以上を失ったギズはルークとダッシュに激しい怒りを向け、ルークにライフルの照準を合わせるが、ジックスによって頭部を岩で殴られてしまう。ジックスは任務を遂行し、ヴェイダーの命令どおりルークを生存させたのだった。
その後、ボバ・フェットがカーボナイト冷凍されたハン・ソロをジャバ・ザ・ハットのもとへ運んできたときも、ジックスはスウープ・ギャングの一員として留まっていた。フェットの<スレーヴI>がジャバの領地の郊外に着陸すると、船倉から浮遊プラットフォームを牽引した1機のスウープが出てきた。数人の賞金稼ぎがフェットと思われるスウープ・ライダーを追跡し、スウープ・ギャングもその後を追うが、ジックスとスパイカーが撃たれ、スパイカーはまたしても瀕死の重傷を負う。このときジックスはスパイカーをジャバ・ザ・ハットに対する裏切り者に仕立て上げるため、彼の死体に通信コード・ブックを忍ばせたのだった。また、賞金稼ぎたちはフェットのスウープに追いつくが、それに乗っていたのはフェットではなかった。本物のボバ・フェットはソロに賭けられた賞金を手中に入れることに成功したのである。