共和国行政府ビル
(元老院オフィス・ビルから転送)
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共和国行政府ビル、元老院オフィス・ビル、行政府アネックス・ドームなどと呼ばれる建造物は、コルサントのギャラクティック・シティ、元老院地区にある巨大なドーム型ビルである。
解説
アネックス・ドームは元老院ビルの裏手に位置しており、互いに良く似た外観をしていることから、元老院ビルを補完する役割を果たしていた。このビルは窮屈になった元老院ビルの混雑ぶりを解消する目的で作られたのだ。議長の特別室もこのビルの最上階にあり、最高議長はそこから忠誠派委員会、元老院議員、ジェダイ最高評議会などのメンバーとの会合を指揮していた。
ベイル・オーガナ議員もこのビル内にオフィスを構えており、クローン大戦の終盤に数名の忠誠派議員との会合を開いた。この会合はやがて反乱同盟軍の発足へと繋がることになる。また、C-3POのメモリ消去の後、オーガナはこのドロイドのメモリをデータ・ディスクに入れておき、必要があればいつでも復元できるよう、このオフィスに保管していた。
行政府ビルにはドームの頂上付近に広大な多階層の離着陸ドックがあり、元老院オフィスの居住者との会合のため、行政府のシャトル、スピーダー、ガンシップが多数出入りしていた。また、アテンダント・ドロイド、ロード=リフター、パイロット・オートマトンなども銀河共和国の高官を補佐するため控えていた。さらに、外交クルーザー、スター・スキッフ、軽貨物船のような大型船は、より大型の離着陸ベイなどに停泊させることができた。訪問者はドックから柱の並んだ巨大なホールを経て、行政府オフィスに入ることができた。また、その頂上部にはアトリウムがあった。
クローン大戦の最中、パルパティーン最高議長はこのビルで最も高い地位にある人物の1人だった。彼がジェダイ・マスター、メイス・ウィンドゥ、エージェン・コーラー、キット・フィストー、セイシー・ティンから逮捕を宣告され、それを阻止したのも、ギャラクティック・シティを一望できる彼のオフィスでの出来事だった。その後、パルパティーンはここからオーダー66を発令し、ジェダイの粛清が開始されることになる。
銀河帝国の樹立後、パルパティーン皇帝は自らの邸宅を共和国宮殿へと移し、インペリアル・パレスと改名した。そして、行政府ビルの中にある隠された部屋が、ジェダイの粛清の間に捕らわれたジェダイを監禁するために使用されたのである。また、このビルの奥深くでは、オビ=ワン・ケノービの追跡を目論むダース・ヴェイダーによってダーマ・モンタルヴォの拷問も行われたのだった。