ドロック級ボーディング・シップ
(分離主義勢力ボーディング・シップから転送)
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ドロック級ボーディング・シップ、別名ポッド・ハンターまたは分離主義勢力ボーディング・クラフトは、独立星系連合が使用していたコリコイド・クリエーション・ネスト社製の、ボーディング・クラフトの1機種である。共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパーたちはこの船をジューサーと呼んでいた。
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特徴
ドロック級の名称の由来は昆虫のドロックである。さらに、コリコイドの製造者たちはコラIVに生息するトゥーススパイク・ラプターをこの船のデザイン・コンセプトとして採用したのだった。
ドロック級はコクピットの周りに並べられた4本のスパイクで武装されており、これらを使って掴んだ獲物を粉砕することができる。通常、ボーディング・シップは数体のロケット・バトル・ドロイドを収容しており、パイロットは船の頂部に座る。さらに短距離輸送用に数名の兵士を乗せることもでき、中央の乗員区画から出入りさせることが可能である。
この汎用兵員輸送艇は比較的無傷の状態で敵の宇宙船を捕獲することができるため、後にそれらを自軍の任務に流用することも可能だった。
歴史
ポッド・ハンターはアブレガドの戦いで使用され、プロ・クーンの<トライアムファント>から射出された脱出ポッドの掃討を行った。これらは脱出ポッドを1つずつ破壊し、乗員を殺害していったのである。このときポッド・ハンターはロケット・バトル・ドロイドを運んでいた。だが、ポッド・ハンターとドロイドたちはジェダイ・マスター・プロ・クーンと数人のクローン・トルーパーに遭遇した際に破壊されている。このとき破壊されたポッドの1つはポッド1977だった。
その後、BXシリーズ・ドロイド・コマンドーの分隊が、ポッド・ハンターを用いて流星を偽装し、リシ・ムーンに着陸した。彼らはカミーノ侵略への足がかりとして、この衛星にあった共和国の情報収集基地を攻撃したのである。さらにその後、アサージ・ヴェントレスとB2スーパー・バトル・ドロイドの分隊が3機のポッドを使用して、ルミナーラ・アンドゥリィ、アソーカ・タノ、そして囚われのヌート・ガンレイ総督を運ぶ<トランクウィリティ>に乗り込んだ。ヴェントレスの任務はガンレイの救出だったのだ。
また、ポッド・ハンターはカル・テスカを支援するために宇宙ステーション・ジュマ9へ乗り込む際にも使用された。このときポッドにはドロイディカ、B1バトル・ドロイド、カメレオン・ドロイド、B2スーパー・バトル・ドロイド、DSD1ドワーフ・スパイダー・ドロイドを収容していたが、ジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥとキット・フィストー率いる共和国の援軍が到着したため、宇宙ステーションの確保に失敗している。
さらにその後、3機のポッドが新マンダロリアンの宇宙船<コロネット>に乗り込み、サティーン・クライズ公爵を船から連れ出そうとするタル・メリクを支援するためにB2スーパー・バトル・ドロイドを展開した。だが、これらのドロイドはクローン・トルーパーとマンダロリアン・ロイヤル・ガードによって壊滅させられ、メリクもアナキン・スカイウォーカーによって殺害されたのだった。