銀河標準クレジット
(帝国クレジットから転送)
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銀河標準クレジット、あるいは単にクレジットは、銀河共和国の時代まで銀河系で使われていた主たる通貨であり、口語では共和国データリーと呼ばれることも多かった。これらは後に帝国クレジットへと代わることになる。
当初から、クレジットの背景にはムーニリンストおよびインターギャラクティック銀行グループ(IGBC)の莫大な富の存在があった。クローン大戦中も、IGBCは両陣営の通貨を支えており、その数十年後、新共和国と残存帝国軍の時代にも同じような状況が繰り返されていた。
1クレジットの1/10はデシクレッドである。また、さらに低い単位としてクレッドが使われる。
形態
クレジットは、循環利用されるコインと紙幣の両方で構成された物理的な通貨である。銀河共和国の絶頂期には、クレジット・チップが一般的に使用されていた。しかし、銀河帝国の末期になると、銀河系の市民たちが銀河内乱の終結を待ち望むにつれ、物理的通貨が人気を増していった。多くの人々はこの戦争の後、クレジット・チップが価値を失うことを心配していたのである。
また、初代デス・スター内などの特殊な場所ではデビット・コードを通じてクレジットを使っていた。
下落
クローン大戦の間、銀河系の多くの住人たちは戦争の成り行きと銀河系経済への影響を心配していた。そのため、コア・ワールドやインナー・リムの外側にある圧倒的多数の惑星はクレジットを受け入れなかった。これらの惑星や宙域は独自の通貨を製造したのである。
帝国はクレジットを主たる通貨として継続使用したが、名称は帝国クレジットに改められた。パルパティーン皇帝の在任中は、クレジットの受け入れを拒否する者もほとんどいなかったのだ。反乱同盟軍は独自の同盟軍クレジットを使っていたが、彼らさえも銀河系でも最も普及し、利用範囲の広い帝国クレジットを併用していたのである。
エンドアの戦いで帝国が崩壊すると、多くの異なる通貨が存在するようになった。新共和国はクレジットの変更を行ったが、それも銀河系で最も普及した通貨単位にはならなかった。残存帝国軍をはじめとする多くの宙域が再び独自の通貨を製造し始めたのである。この間、様々な通貨の交換レートがめまぐるしく変動し、通貨の交換を行える者を見つけることすら非常に困難だった。そのため、貿易商、密輸業者、合法的な輸送業者は貴金属や必需品を使って取引を行い、新共和国や残存帝国軍の通貨は受け取っていなかった。