アバファー
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アバファーは、銀河系のアウター・リム・テリトリーに位置する辺境の砂漠の惑星である。この惑星には住人がほとんどおらず、地表の大半はザ・ヴォイドと呼ばれる広大な不毛地帯で覆われていた。
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解説
地勢
アバファーは辺境のアウター・リム・テリトリーに位置する灼熱の砂漠惑星である。その地表にはほとんど何もなく、ザ・ヴォイドと呼ばれる特徴のない平原と、採鉱都市ポンズ・オーラのようなわずかな居住都市が存在するのみだった。また、地表には巨大な十字型の窪みが走っていたが、それらを宇宙から目視で確認することは難しかった。ただし、銀河共和国のアバファーに関するデータベース・ファイルには、これらの模様のことも記されていた。この惑星は全体が砂漠に覆われていたが、水を有しており、ライドニウムと呼ばれる揮発性燃料の一種のわずかな産出地の一つでもあった。
周囲の地面より低く作られた町、ポンズ・オーラはライドニウムの採集地として有名である。惑星には住人がほとんどいなかったが、この集落にはアリーナ、アクアリッシュ、ダグ、人間、サラスタンなど、様々な種族の入植者たちがいた。また、この町にはゲーム・ゴーや食堂パワー・スライダーズなどが存在しており、商業活動も行われていた。
アバファーでは大気中の微粒子による影響から、白亜質の白い地表で反射した日光が広大なオレンジ色の空を形成しており、これらの条件が表土の性質と組み合わさることで、地上にぼんやりとしたもやを作り出していた。そのため、地上に影や足跡ができることはほとんどなく、方角や時間を知ることもほぼ不可能である。
動物相
その厳しい環境から、アバファーに限られた生態系しか存在していなかった。一見静かな地表の風景を突如としてかき乱すのは、細い体をした飛べない鳥たち、ヴォイド・ストライダーの大移動である。ストライダーたちは大きな群れで不毛の荒野を旅しており、他の知的種族やドロイドの存在に無関心だった。また、ポンズ・オーラのような都市部には残飯やゴミを食糧とする昆虫の一種が生息していた。
歴史
クローン大戦中、独立星系連合はこの惑星のポンズ・オーラにライドニウムの採鉱施設を設置していた。
ヤヴィンの戦いのおよそ20年前、銀河共和国のD分隊は彗星の密集地帯でシャトルのエンジンが故障した際にアバファーに墜落した。D分隊のメンバーたちはしばらくの間、この惑星の広大な砂漠を放浪し、正体不明の貿易船の残骸にたどり着く。だがその直後、ミーバー・ガスコン大佐が精神に異常をきたしたため、WAC-47が彼のもとに残り、他のアストロメク・ドロイドたちは先へと進んだのだった。
その後、別行動をとっていたD分隊のメンバーたちはポンズ・オーラで再合流することができた。その直後に、彼らはグレガーと名乗るクローン・コマンドーを発見し、彼の助けで分離主義勢力の施設へと侵入する。D分隊はそこで連合のシャトルを乗っ取り、惑星を脱出したのだった。