CT-5597
(ジェシーから転送)
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CT-5597、通称ジェシーは、クローン大戦中に銀河共和国のために戦ったクローン・トルーパーである。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、ジェシーはジェダイ最高将軍オビ=ワン・ケノービの指揮のもと、惑星サルーカマイで独立星系連合のグリーヴァス将軍の捜索任務に参加した。惑星に着陸した共和国部隊はそこで墜落した宇宙船を発見する。その後すぐに、ジェシーはトルーパー・キックス、ハードケース、キャプテン・レックスと共に、この墜落船から射出された脱出ポッドを探しに向かった。そしてジェシーと他のクローンたちがBARCスピーダーで惑星の湿地帯を捜索していると、2体のコマンドー・ドロイドが一団を発見し、スナイパー・ライフルでレックスを狙撃したのだった。
ジェシーは速やかに2体のドロイドを破壊し、負傷したキャプテンのところへ駆けつけた。このとき彼は自分たちが農場にいることに気づき、一団を近くの農家へと導く。家にいた女性トゥイレックのスーは、クローンたちに納屋で一晩レックスを休ませることを許可し、ジェシーとクローンたちは脱出ポッドの捜索を続けることになった。ジェシーが部隊を率いていると、ケノービから通信が入り、クローンたちは彼の一団との合流を命じられた。一方、脱出ポッドを目指していたグリーヴァスは、ジェシーとオビ=ワンの部隊の中間地点にいた。やがて彼らが到着すると、ジェダイ・マスターはジェシーとクローン・コマンダー・コーディに、グリーヴァスとの戦闘を支援するよう告げる。だが、サイボーグ将軍はシーシピド級輸送用シャトルの到着後、逃走したのだった。
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経歴
ジェシーは共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパーの愛称である。他のすべてのクローン・トルーパーと同様に、ジェシーもマンダロリアンの賞金稼ぎジャンゴ・フェットのクローンだった。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、ジェシーは銀河共和国でジェダイ最高将軍オビ=ワン・ケノービの指揮下にあった。惑星サルーカマイ上空での戦い後、独立星系連合のグリーヴァス将軍が脱出ポッドを使って船から脱出し、サルーカマイの地表に着陸する。グリーヴァスを追うケノービは、惑星の地表でサイボーグ将軍を捜索するため、ジェシーを含むクローン・トルーパー隊を召集したのだった。一団は墜落した船の残骸を発見し、クローン・コマンダー・コーディがケノービに、この船が墜落してからまだ間もないことを告げる。ケノービは部隊を二手に分け、キャプテン・レックス、ジェシー、キックス、ハードケースには他の脱出ポッドの捜索を命じ、コーディ、クライズにはその場に残って墜落船の残骸を調査するよう命じたのだった。
レックスの部隊はBARCスピーダーに分乗し、惑星の湿地帯を走行していた。このとき彼らの前方では、丘の上から2体のコマンドー・ドロイドがクローンたちを監視していた。ドロイドの1体はブラスター・スナイパー・ライフルを使ってレックスを狙撃し、意識を失ったクローン・キャプテンはスピーダーから落下してしまう。ジェシーはキックスとハードケースに、反転してキャプテンを守れと指示し、自身は光弾の発射元である丘へと向かった。ジェシーはBARCスピーダーのブラスター・キャノンでドロイドたちを撃ち、2体とも破壊する。そしてレックスの元へ戻ると、軍医のキックスがジェシーに、彼の傷が深刻なものであると報告した。ジェシーは部隊に、2体のドロイド・コマンドーが援軍を呼んだ可能性があるため、レックスを休ませるシェルターを探す必要があると告げる。その後、彼は飼いならされたイオピーがいることを発見し、現在位置が農場であることに気づいた。すなわち近くに人の住む農家があるはずなのだ。キックスは自分のBARCスピーダーのサイドにフラットベッドを取り付け、そこにレックスを寝かせる。その後、ジェシーたちは農民の住む家屋を探しに向かったのだった。
近くにあった農家に到着すると、スーと名乗る女性トゥイレックが侵入者に向けてライフルを構え、用心深くクローンたちを出迎えた。ジェシーとキックスは彼女に対して敵意がないことを示し、負傷したレックスを一晩休ませる場所を探していると告げる。するとスーはクローンたちに納屋を使う許可を与えてくれたのだった。キックスがレックスの傷にバクタ・パッチを当てた後、キャプテンは意識を取り戻し、ジェシーらは彼に状況を報告した。そしてレックスはジェシーに捜索隊の指揮権を与え、彼らは脱出ポッドの捜索を続けるため出発することになる。クローンたちが各自のBARCスピーダーに搭乗すると、ケノービからコムリンクを通じて連絡が入り、レックスが呼び出された。ジェシーがそれに応答し、ジェダイ・マスターにレックスの負傷したことと、自分が彼から脱出ポッドの捜索を指揮する任務を与えられたことを報告する。ケノービはジェシーに、グリーヴァスが遺棄された脱出ポッドへ向かっていることを伝え、トルーパーたちに西へ向かうよう命じたのだった。
その後、ジェシーはすぐにケノービに連絡し、脱出ポッドを視認したことを報告する。脱出ポッドに最初に到着したのはグリーヴァスだったが、ジェシーの部隊がBARCスピーダーで到着したときには既にケノービとグリーヴァスの部隊が戦闘を開始していた。ジェシーがスピーダーのブラスター・キャノンでグリーヴァスのバトル・ドロイドを撃つと、上空から分離主義勢力のシーシピド級輸送用シャトルが接近してきたため、彼はコムリンクでケノービに警告した。そしてAT-TEに搭乗したクローン・トルーパーがケノービにウォーカーの砲塔のオーバーヒートを告げると、ケノービはコーディとジェシーに後援を命じ、グリーヴァスへと駆け寄った。連合のシャトルが近づくなか、ケノービとグリーヴァスはライトセイバーで対決するが、やがてシャトルが脱出ポッドの上空で静止する。グリーヴァスはシャトルに向けてトウ・ケーブルを発射し、そのまま逃走したのだった。その後、残りのドロイドの掃討を終えたコーディとジェシーがケノービのもとへ戻ってきた。ジェダイ・マスターは2人のクローンに艦隊と連絡をとるよう指示し、引き上げるための輸送船を送るよう手配したのである。
人物と特徴
ジェシーはチーム・リーダーであるレックスがコマンドー・ドロイドによって狙撃されたとき、素早くそれに反応した。その後、このクローン・トルーパーはレックスの容態をひどく心配したのだった。また、ジェシーは礼儀作法を心得ていた。彼はスーに対して丁寧に接し、レックスに一晩休める場所を依頼したのである。そして彼はオビ=ワン・ケノービ将軍に忠実であり、彼から与えられた命令にも従順に従っていた。
ジェシーは前頭部に、顔の大半を覆うほど大きな銀河共和国の紋章のタトゥーを入れており、ヘルメットにも同様のマーキングを施していた。また、ジェシーのフェーズI・クローン・トルーパー・アーマーには水色のマーキングがなされていた。