<ザナドゥ・ブラッド>
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<ザナドゥ・ブラッド>は、重度に改良を加えたローグ級ポラックス38・スターファイターである。
歴史
<ザナドゥ・ブラッド>は独立星系連合がシスの暗黒卿ダース・シディアスの代理としてデュロスの賞金稼ぎキャド・ベインに贈った宇宙戦闘機である。ヤヴィンの戦いの21年前、ベインはコルサントの隠れ家でホログラムを通じてシディアスから仕事を請け負った際に、<ザナドゥ・ブラッド>の起源について言及している。シディアスは重度の改良を施した宇宙戦闘機を提案した後、この賞金稼ぎの要求に同意したのだった。惑星デヴァロンで初めてこの戦闘機を使ったベインは、地上でジェダイ・パダワン・タイゼン・ゼベックとクローン・コマンダー・ギャンチに遭遇し、<ザナドゥ・ブラッド>のレーザー・キャノンで共和国部隊を攻撃したのである。
デヴァロンの後、シディアスは賞金稼ぎに新しい任務を与えた。潜在的なフォース感知力を持つ子供たちを誘拐し、アウター・リムの惑星ムスタファーへ連れて行けというのだ。ベインはシディアスのために子供たちをグリー・アンセルム、ローディア、ナブーからムスタファーへと運ぶために<ザナドゥ・ブラッド>を使用した。だが彼はナブーでグンガンの子供、ルー=ルー・ペイジを誘拐しようとした際に、ジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカーとそのパダワン・アソーカ・タノによって捕らえられてしまう。<ザナドゥ・ブラッド>もベインと共に、ヴェネター級スター・デストロイヤー<リゾリュート>へ運ばれたのだった。その後、この戦闘機はベインの誘拐任務に関する手がかりを探すため、スカイウォーカーとタノによって調査された。ベインは捕まる前に航法コンピューターの記録を消去していたが、2人のジェダイは<ザナドゥ・ブラッド>の機体に火山灰が付着していることを発見し、ベインが任務の途中にムスタファーに立ち寄ったことを突き止めたのだった。
その後、ベインは共和国から<ザナドゥ・ブラッド>を奪回した。彼はこの船を使ってタトゥイーンへ行き、盗み出した共和国行政府ビルの見取り図と引き換えにジャバ・ザ・ハットから報酬を受け取る。さらにベインは共和国からズィロ・ザ・ハットを解放した後、<ザナドゥ・ブラッド>でナル・ハッタへ向かい、彼をハット大評議会の前に連れ出したのだった。その後、ベインとトド360はズィロを再び捕らえるためこの船で惑星テスへと向かい、オビ=ワン・ケノービ、クインラン・ヴォスと対決する。激しい戦いの後、トド360が船を起動し、賞金稼ぎは逃走したのだった。