トド360
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トド360、通称トドは、デュロスの賞金稼ぎキャド・ベインに雇われていたテクノ＝サービス・ドロイドである。彼はクローダイトの女性賞金稼ぎケイト・パラシッティと共に、ベインがジェダイ聖堂からホロクロンを盗み出す任務を手伝った。トド360は聖堂の通信センターに続く通気シャフトの中で、主人がホロクロンを奪う際の囮として爆発したのである。その後、このドロイドはアナキン・スカイウォーカーによって修理されたが脱走し、再びベインと合流した。彼はC-3POとR2-D2を誘拐し、元老院ビルのフロア構成に関する情報を入手することでベインを手伝ったのだった。
目次 |
経歴
ホロクロンの捜索
トド360はキャド・ベインと共にコルサントに滞在しており、ジェダイ聖堂への襲撃任務の準備として、ベインから密かに後頭部に小型爆弾を仕込まれていた。ちょうどそのときドアベルが鳴る。ドロイドは抗議しようとしたが、ベインは意に介さず彼にドアを開けさせ、ケイト・パラシッティを迎え入れたのだった。トド360とベインはジェダイ聖堂への潜入に向かい、ケイト・パラシッティはジェダイ・マスター・オード・エニセンスに変装してトド360にシールドの弱い部分の座標を送信することになる。シールドに到着したトド360は、ちょうどベインと自分が通過できるだけの小さな穴を開けた。彼らは通気シャフトを通って聖堂の内部へ侵入し、トドは最初のファンを停止させるが、2番目のファンを見つけて停止させることに失敗してしまう。その結果、警報システムが最初のファンを再起動させ、ベインとトド360をその方向へ押し戻したのだった。その後、ケイトが両方のファンを停止させたため、彼らはジェダイ聖堂のさらに奥へ進むことができた。そして（このときジョカスタ・ヌーに変装していた）ケイトが最初のレーザー装置を停止させた後、トド360とベインは共に2番目のレーザー装置を停止させていた。彼らは作業に成功するが、このときベインはアナキン・スカイウォーカーとオビ＝ワン・ケノービの足音に気づいた。彼はトドを囮に使うため、彼を通信室へ送り込んだのである。
爆破
トド360は通信室に誰もいないことを期待し、アクセス・ハッチを破って中へと入った。だが彼は室内にいたメイス・ウィンドゥ、キット・フィストー、アイラ・セキュラに見つかってしまい、アクセス・ハッチのテストをしていたと言い訳をする。一方、オビ＝ワンとアナキンは彼を追っていた。その瞬間、何も知らないトドの背中で警報が鳴り出し、爆弾の存在を感じとったメイス・ウィンドゥがフォースを使ってドロイドを通気シャフトへと押し込める。オビ＝ワンとアナキンも爆弾から逃れようとしていた。トド360はなす術なく泣き叫ぶが、ついには爆発したのである。トド360の爆発によって通信センターは大きな被害を被ったが、ジェダイには1人も負傷者は出なかった。そしてキャド・ベインはホロクロンを手に入れ、聖堂から脱出することに成功したのである。
再構築
破壊の後、彼はキャド・ベインに関するより多くの情報を求めるアナキン・スカイウォーカーによって作り直された。だがその計画は失敗し、トド360はジェダイから逃走する。その後、彼は再びベインの所有物となったのだった。このときベインは元老院ビルの見取り図を入手するためにジャバ・ザ・ハットによって雇われていた。ベインはパドメ・アミダラ議員のプロトコル・ドロイド、C-3POから情報を手に入れようと考え、トド360に彼を相棒のR2-D2から引き離すよう指示する。トド360は2体のドロイドに近づき、彼らに近くのドロイド・スパでの休憩を勧めたのだった。R2-D2は早速スパに入り、その隙にトド360はヘリオス3Eが操縦するRGC-16エアスピーダーにC-3POを押し込んだ。そして2体はC-3POをベインのもとへと連れて行く。ベインと8D精錬ドロイドのJ0-N0はC-3POを拷問するが、このドロイドには必要な情報が記録されていないことが判明した。その後トド360とヘリオス3EはR2-D2を捜索し、短い追跡の結果、彼を捕らえて情報を引き出すことに成功する。そしてベインたちはドロイドの記憶を部分消去し、元いた通りに放置したのだった。その後、ベインはズィロ・ザ・ハットを刑務所から釈放するため、ハット大評議会に雇われることになる。
新入りたちのテスト
ヤヴィンの戦いのおよそ21年間、キャド・ベインは新しいギャング団の力をテストするために彼らを仲間の賞金稼ぎダヴトックと戦わせようと考え、仕事の面接を口実に彼をキーオリンへと誘い出した。ベインはダヴトックを適当な面接場所へ案内させるためにトド360を送り込むが、彼は案内を拒否してドロイドの主人宛てにチップを渡したのだった。その後、ダヴトックはロボニーノ、シャハン・アラマ、オーラ・シングによって捕らえられ、トド360を脇に従えて影から姿を現したベインによって命を奪われたのである。
ズィロの捜索
キャド・ベインがズィロを共和国刑務所から解放した後、ベインとトド360は彼をナル・ハッタへ連れて行き、ハット大評議会の前に出廷させた。ほどなくして、ズィロを追跡していたオビ＝ワン・ケノービとクインラン・ヴォスもナル・ハッタに到着する。ズィロはサイ・スヌートルズの助けを得て脱獄したが、すぐさまジェダイに追われる身となったのだった。一方、ジェダイを監視していたトド360とベインはズィロの母親から、彼がガールフレンドを連れて母の宇宙船で惑星テスへ向かったことを聞き出していた。だが2人がテスに到着すると、ズィロは既に死体となっており、ケノービとヴォスに見つかってしまう。ジェダイはベインを法廷に立たせるため、ベインは分離主義勢力からジェダイの首に掛けられた100万クレジットの懸賞金を得るために、両者は互いに戦ったのだった。この戦いの中で、トド360はヴォスの髪を引っ張り、ベインの命を救った。その直後、彼はヴォスのライトセイバーを拾い上げ、ケノービに向けてそれを振り下ろすが、ケノービはその攻撃をかわし、ドロイドから武器を奪い取る。やがてトド360とベインは戦いを諦め、＜ザナドゥ・ブラッド＞で逃走したのだった。このときトド360はベインが殴られた際に落とした帽子を回収している。
人物と特徴
トド360はテクノ＝サービス・ドロイドであり、そのことを誇りとしていた。そのため、集金やドア洗浄などを命じられると、彼は苛立たしげにそんなくだらない仕事をするつもりはないと訴えることも多かった。また彼は皮肉屋でもあり、ケイト・パラシッティの彼に対する意見についても気の利いた返答を行い、C-3POとR2-D2から彼とベインが記憶を奪い取った際にも、ドロイドたちに皮肉を込めた感謝の言葉を告げている。トド360はベインに極めて忠実であり、ジェダイ・ホロクロンを盗む際にこの賞金稼ぎが彼を冷酷に自爆させたこともまったく気に留めていなかった。
