サティール・シャン
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サティール・シャンは、銀河共和国と蘇ったシス帝国との銀河大戦で活躍した女性ジェダイである。彼女はジェダイ・ナイト・バスティラ・シャンとレヴァンの末裔だった。
銀河大戦が勃発したとき、シャンはトグルータのダーナラをはじめとする多くのジェダイ・マスターのもとで訓練を積んでおり、共和国側の一員としていくつかの大規模な戦いに参加した。そしてヤヴィンの戦いの3,681年前、コリバンの陥落のとき、パダワンだった彼女はザブラクのマスター・カオ・セン・ダラックに師事していた。2人は共にマルガスとヴィンディカンに挑んだが、カオはシスを引き付ける間にサティールを逃走させ、共和国にシスの復活を警告するよう指示する。その後、サティールはマルガスの手によってカオが殺害されたことを感じ取ったのだった。密輸業者ニコ・オカーの助けを借り、サティールはジェダイ・オーダーと共和国にこの知らせをもたらすことができた。そしてナイトに昇格したシャンは、シス卿ダース・マルガスによる破壊的な攻撃に晒されたコア・ワールドの惑星オルデランでの戦いで重要な役割を演じることになる。オルデランの森林での対決で、シャンはダース・マルガスと戦い、シス卿に敗れるが、コマンダー・ジェイス・マルコムの助力によって、彼を退却させることができた。やがて終戦が近づくと、サティールは多くの強力なジェダイと共に部隊を率いてレン・ヴァーへ向かい、ダース・メキスとシスの軍勢を打ち破ったのである。
ヤヴィンの戦いの3,653年前、シャンはジェダイ最高評議会によってマスター・ダーナラと再びオルデランへ同行する任務に選ばれた。そこで共和国と帝国との和平交渉が開かれることになっていたのだ。だがその協議の間に、シスが真の目的、すなわち敵の首都惑星コルサントの奪取から共和国の目をそらすために和平を持ちかけてきただけだったことが明らかとなる。帝国軍は和平交渉の最中にコルサントを略奪し、惑星を人質とすることで、共和国代表団に対して有利な立場を確保しようとしていたのである。シャンはシスの交渉者ダース・バラスを殺害しようとしたが、ダーナラと共和国のパラン・アム=リス議員によって阻止された。最終的にアム=リスは、戦争の終結とシスの勝利を宣言するコルサント協定への調印を強いられる。そしてコルサントの略奪とオルデランの陥落の後、シャンとダーナラは戦争の火種となった場所を巡回し、共和国軍が協定に従うことを宣言して回る任務に送り出された。この間にシャンは、ダーナラがテロ活動を扇動することで共和国と帝国双方の利益を害していることに気付き、かつてのマスターに逆らうことを余儀なくされる。それは最終的にダーナラの死という結果をもたらしたのだった。
その後、サティール・シャンは戦中および戦後の勇敢な行動を評価され、ジェダイ・ナイトに昇格した。そして、失われたジェダイの故郷タイソンを再発見し、この惑星での新しいジェダイ聖堂の建立に貢献したとき、彼女はジェダイ・オーダーにおける主要人物としての地位を確固たるものとしたのだった。やがてシャンは母となり、後に共和国のスパイとして活躍することになる息子、セロン・シャンを授かった。そして戦後の年月を特徴づける緊張の時代のなか、グランド・マスターの称号を手にしたシャンはジェダイ・オーダーの指導者に選出され、キファーのシガー・コンシをパダワンにとったのである。だがヤヴィンの戦いの3,643年前、共和国と帝国との間で悪のドロイドとマンダロリアン戦士が抗争を開始したとき、この二大政府の間で再び全面戦争が勃発しそうになった。このときシャンとそのパダワンの活躍、そして帝国との短期的な同盟の成果によって戦争は回避されたが、緊張は残されたままだった。