<サンダード・ハート>
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<サンダード・ハート>は、重度に改造されたCR90コルヴェットである。銀河内乱の初期の時代、この船はレイマス・アンティリーズ大佐が公式に<タンティヴィIV>に乗艦しなかった際に、一時的に彼の専用船として使用されていた。
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特徴
<サンダード・ハート>には水平舵とエンジンが追加されており、通常でも非常に高速なCR90のおよそ4倍の速度で航行することができた。さらにこの船には特殊な装備が取り付けられており、エネルギーを流出させることで敵の砲火を弱めることもできた。
この船のハンガー・ベイは非常に狭いため、その大きさに応じて1機または2機の戦闘機しか格納することができなかった。オビ=ワン・ケノービはウータパウでのグリーヴァス将軍との戦い後、このベイを利用して<サンダード・ハート>と合流したのだった。
歴史
クローン大戦中、ベイル・オーガナ議員は<サンダード・ハート>を自身の専用船として使い、コルサントと故郷オルデランの間の行き来に利用することが多かった。第501大隊によるジェダイ聖堂への攻撃を直接目の当たりにした後、オーガナ議員は虐殺から逃れたジェダイを1人でも多く救おうと考え、コルサントを離れた。そして、彼は盗み出したジェダイ・ビーコンを使い、生き延びたジェダイ評議会の最後のメンバー2人、オビ=ワン・ケノービとヨーダとの接触に成功する。彼らはウータパウとキャッシークでそれぞれ行われたオーダー66の攻撃を逃れていたのだ。その後、オーガナは<サンダード・ハート>でコルサントへ帰還し、ヨーダとオビ=ワンは他のジェダイたちを安全に避難させるため、ジェダイ聖堂の誘導ビーコンを変更することができた。一方、ベイル・オーガナと他の共和国支持派の議員たちは新秩序の公布に臨むため、大会議場に出席したのだった。
その後、ベイルは会議場での対決でダース・シディアスに敗北したヨーダを救出した。そしてポリス・マサでスカイウォーカーの双子の母親が死亡した後、<サンダード・ハート>の乗員と乗客たちはナブーで行われたパドメの葬儀に参列したのだった。そして葬儀の後、この船の中でルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナのその後の運命が決められることになる。レイアはオルデランでオーガナ家の幼女となり、ルークはタトゥイーンでラーズ家の養子となったのだ。またこのときヨーダはオビ=ワンに、クワイ=ガン・ジンのフォースの亡霊と遭遇したと語り、ヨーダ自身と同じように、オビ=ワンにも隠遁中にクワイ=ガンから訓練を受けるよう助言した。その後、ベイルはスカイウォーカーの双子の居場所を秘密にするため、アンティリーズにC-3POの記憶を削除するよう命じている。そして、ヨーダはダゴバで隠遁生活に入るため脱出ポッドで船を離れ、オビ=ワンも同様にタトゥイーンへと向かった。一方で、ドロイドのR2-D2とC-3POはそのまま船に残り、レイマス・アンティリーズ、ジェレモック・コルトンと共に運命の旅へと出たのである。 またあるとき、<サンダード・ハート>はヴァンガードc60・レトロフィット・スーツを用いて改造され、同時に標準より強力なエンジン・バンクを搭載することで、CR70コルヴェットからCR90へとグレードアップされた。
レイマス・アンティリーズは、支援の実施と帝国軍の封鎖を超えた数度にわたる医療品輸送のため、この船を贈り物として受け取った。また、この船はクワットの戦いに参加し、Xウィング・プロトタイプを奪う計画を開始するために、惑星の軌道上にあった6つの帝国軍造船所を破壊している。同様に、<サンダード・ハート>はケッセルのスパイス鉱山に向かわされていた多数のインコム社の科学者たちを救出した。その後、この船はアッツェリの戦いにも参加したのだった。
タトゥイーン上空での戦いの間、レイマスは公務についていたが、彼はこのとき<サンダード・ハート>ではなく<タンティヴィIV>を操縦していた。彼は<タンティヴィIV>が拿捕されたとき、ダース・ヴェイダーによって殺害されたのである。