CC-2224
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CC-2224、通称コーディは、クローン大戦を通じて共和国グランド・アーミーのジェダイ最高将軍、オビ=ワン・ケノービに従軍していたクローン・マーシャル・コマンダーである。
コーディは第7スカイ・コープスの指揮官だが、第212アタック・バタリオンの指揮を執ることも多く、忠実で有能な兵士として常に命令に従っていた。
目次 |
経歴
初期の人生
CC-2224は、銀河共和国軍のリーダー的立場をとるべく育成された無数のクローン将校の1人として誕生した。初期の訓練において彼は独立思考の才能を示し、常にカミーノアンからの詮索の目を引いたのだった。
クローン大戦
第7スカイ・コープスの指揮官として、CC-2224はジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービの配下に置かれ、彼の指示に従って行動することに喜びを感じていた。しかしジオノーシスの戦いでは、ケノービが分離主義勢力のリーダー、ドゥークー伯爵の追跡に忙殺されていたため、2224は単独での行動を強いられた。その後、彼はジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥの配下としてスコアIIの戦いに参加している。
追加の訓練
クローン大戦の初期の数ヶ月間、CC-2224は一時的に戦役から外され、ARCトルーパー・アルファ17率いる実験的な訓練部隊に編入された。これは指揮官として登録されたクローンたちの独立思考を活性化させるために儲けられたプログラムである。新しく独立性の兆候が発見された証として、2224はコーディの名前を与えられ、それまではARCのみに許されていた装甲服のカスタマイズを開始した。コーディの装甲服には、小さな弾丸型のジェットパック、大型ショルダー・パッド、補助通信アンテナが取り付けられ、ヘルメットにもバイザーと2本のアンテナ、右手上部のアームバンドには小さな棒のような道具が取り付けられたのだった。
アルファ17の訓練プログラムには数百人のコマンダーが参加し、彼によって選抜されたごく一部の優秀な兵士たちがスクワッド・セブンに配属させられた。スクワッド・セブンは様々な訓練を受けたコマンドーたちからなるエリート部隊であり、共和国グランド・アーミーで最高の狙撃手、爆破エキスパート、地雷埋設者などによって構成されていた。彼らはあらゆる種類の任務でジェダイと行動を共にする役割が与えられていたのである。なかでも特に優秀な評価を得ていたコーディとオッド・ボールにはスクワッド・セブン全体の指揮権が与えられ、一方でジョリア少佐には日常的な作業を指揮する役割が与えられたのだった。
他の戦い
その後の数ヶ月で、コーディは、クーリヴァ、プレシトリン、レンディリィ、ボズ・ピティ、アーゴナー、マラメーア、ボミス・クーリIV、サリッシュ、サルーカマイ、スコアII、クリストフシスなど、激しい戦闘の行われた数多くの惑星に派遣された。そして、コーディとケノービは何ヶ月にもわたって共に戦ううちに、深い友情の絆で結ばれるようになったのである。
その後、コーディはキャプテン・レックスと共に新兵たちを率いてリシ・ムーンの通信ステーションを奪回する任務に赴いた。レックスはクローン・トルーパーの装甲服を着たドロイドを偽装することで、ドロイドに基地のドアを開けさせるという作戦を立案したが、グリーヴァス将軍指揮するドロイドの侵略軍が基地に到着してしまう。そこで彼らは共和国に基地が奪われたことを知らせるため、液体ティバナで基地を吹き飛ばすことにしたのだった。このときレックスが爆弾の1つを準備していたが、それが作動せず、シャイニーのヘヴィが修理のために残ることになった。だが修理は失敗し、基地はドロイド軍に占拠されてしまった。そのためヘヴィは手動で爆弾を起動させ、自分の命を犠牲にして基地を爆破したのである。
戦争を早期終結に導くため、共和国は通商連合のヌート・ガンレイ総督の砦、ケイト・ニモイディアへの攻撃に着手した。ガンレイ総督の壮麗な要塞を奪取するための戦いが開始されると、オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーに導かれたコーディのスクワッド・セブンは分離主義勢力の内部防衛網を突破し、要塞内部での戦闘に突入する。このとき彼らはガンレイの逮捕には失敗したが、極めて重要な情報を手にすることになった。ガンレイは脱出を急ぐあまり大切なメクノ=チェアを置き去りにしており、共和国はそれから分離主義勢力の次の攻撃目標がベルデロンであることを突き止めたのである。
その後、パルパティーン最高議長は戦争を迅速に終結させることを公に宣言し、200,000人の追加兵士をアウター・リム包囲作戦に投入することを決定した。コマンダー・コーディの第7スカイ・コープスも、リムで激化した戦いに向けられた数千の部隊の1つである。ケノービがウータパウで発見された分離主義勢力の拠点に潜入したときも、彼はコーディと第212アタック・バタリオンを同行させていた。ウータパウは分離主義評議会にとって、グリーヴァス将軍と彼のドロイド軍によって守られた一時的な避難所だったのだ。
ウータパウの戦いとオーダー66
ウータパウの戦いで、コマンダー・コーディはパージェイ・スクワッド以下、様々な落下傘部隊と共に部下をパウ・シティに送り込んだ。この攻撃の途中、彼はケノービが落としたライトセイバーを発見し、後に彼に手渡している。
オビ=ワンとグリーヴァスのライトセイバーによる戦いが始まったとき、コーディはドロイド軍と対峙していた。暗号化チャンネルを通じて最高議長からオーダー66を受信したのもこのときである。オーダー66はオビ=ワンと他のジェダイ全員を共和国の敵だと宣言するものであり、このときコーディが最初に思いついたことは、命令を聞く前にケノービにライトセイバーを返してしまったことへの後悔だった。そして、コーディはAT-TEに対してヴァラクティルに騎乗したケノービへの砲撃を命令し、ケノービとボーガは縦穴の底へと落ちていったのである。
クローン大戦とオーダー66発令後のコーディに関してはほとんど知られていない。
装甲服と装備
追加訓練を受けたあとのコーディは、カスタマイズした専用の装甲服を着用していたが、これらにはいくつかの異なるバージョンがある。クローン大戦の初期に使われていたものはオレンジ色の縞模様の入ったフェーズI・クローン・トルーパー・アーマーであり、バイザーとアンテナが付けられていた。そして戦争終盤になると、コーディは少なくとも2種類のよく似たフェーズII・アーマーを着用していたことが知られている。片方には2本のアンテナが付いており、それぞれ大型のショルダー・パッドから伸びていた。また、この装甲服のベルトには小型ブラスター・ピストルが納められており、背中には大型ジェットパックが搭載されていた。
この装甲服にもオレンジ色の縞模様が描かれていたが、もう1つのフェーズII・アーマーには異なる模様が描かれており、ヘルメットの上部には灰色の2本の縞が描かれていた。この2つめの装甲服には上腕部に小型ツールが取り付けられており、アンテナは片側のショルダー・パッドとヘルメットの後ろ側からそれぞれ1本ずつが延びていた。また、バックパックも小さな弾丸型になっていた。さらに、コーディの胸部プレートの左側には後の帝国軍の階級章のような模様が描かれていた。