コラン・ホーン
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解説
コレリアはハン・ソロ、クリックス・メイディーン、ガーム・ベル・イブリス、そしてコラン・ホーンのような反乱同盟軍の英雄たちを数多く輩出している。ルーク・スカイウォーカーの新ジェダイ・オーダーにおける最も有望なジェダイとなったホーンは、自分の本当の素性を知らずに成長した。彼はコルセックの偉大な行政官として知られていたハル・ホーンの息子だったのだ。若きホーンは父の跡を継ぎ、警察官となって記録的な功績を残すことになった。
彼の能力はその血筋に流れるフォースとの結びつきによって支えられていた。しかし、コランは自分がコレリアンの最も偉大なジェダイの1人、ケイラン・ハルシオンの末裔であることを知らなかった。彼の祖父ネジャ・ハルシオンはクローン大戦で戦死したが、その息子ヴァリンは生き延びることができた。やがて帝国が実権を握ると、ジェダイ・オーダーは新政府の密使によって壊滅させられ、ヴァリンは隠遁生活を余儀なくされた。ネジャの未亡人は家族ぐるみの友人だったロズテック・ホーンと再婚し、夫妻はヴァリンをハル・ホーンと改名して幼子の素性を隠し通したのである。
コルセックに在籍中のころ、コランは父のパートナーとして任務に当たっていた。2人は帝国軍の連絡将校だったカータン・ルーアとしばしば対立した。そしてある任務の最中、ハル・ホーンは賞金稼ぎのボスクに殺害されてしまった。だが、ルーアはその事件を無視し、ボスクを無罪として釈放してしまうのだった。コランはこれを強く嫌悪し、ルーアがこの事件に何らかの関与をしていると疑ったが、それを裏付ける証拠は一切見つからなかった。
エンドアの戦いによって帝国が崩壊すると、コランはますますコレリアにおける帝国軍の存在に幻滅するようになった。彼はルーアの背信による犠牲となることを望まず、同僚のアイエラ・ウェジリ、ギル・バストラと共にコレリアから密かに逃亡した。彼は緑色に塗装されたコルセックのXウィングと忠実なアストロメク・ドロイド、ホイッスラーを引き連れて失踪した。彼らは創設間もない新共和国との接触を行う前には、ガーキに潜伏していた。
やがてコランは反乱軍の高名なパイロットであり、伝説的なローグ中隊の指揮官でもあるウェッジ・アンティリーズの注意を引くほどの有能なパイロットとなった。彼がコルサントの帝国軍支配からの解放のような重要な任務にローグの一員として参加するようになったのはその直後のことだった。
こうした出来事を通じて、コランは新共和国とのつながりを持つ密輸業者ミラックス・テリックとの接触を持つようになった。やがて2人は恋に落ち、結婚した。だが、その直後にミラックスは誘拐されてしまった。最愛の妻を救出することを切望したコランは、成長過程にあるフォースの能力を鍛えるため、ルーク・スカイウォーカーのジェダイ・アカデミーに入門した。そして誘拐犯の正体が判明すると、彼は猛烈な衝動でアカデミーを後にし、海賊に転じたかつての帝国軍モフから妻を救出することに成功したのだった。
コランはジェダイ、そしてパイロットとしての才能をバランスよく発揮し続けた。やがて新共和国と帝国の残党との間で和平への歴史的な調印が行われ、銀河内乱が正式に終結すると、彼はついに退役を果たした。彼はフォースに敏感な2人の子供、ヴァリンとジゼラを授かり、一家の主となったのだ。
しかし、この平和はつかの間の出来事に過ぎなかった。突如としてユージャン・ヴォングの侵略が開始されたのである。この危機の早期にコランと仲間のジェダイ・ガナー・リソーディは、ユージャン・ヴォングの侵攻が報告された辺境の惑星ビミエルに派遣された。そこでコランは大昔に死亡したヴォングの戦士の亡骸を冒涜し、その戦士の子孫であるシェダオ・シャイの逆鱗に触れてしまった。
シャイとコランとの間の憎悪はますます増大し、1対1での決闘へと発展した。この決闘には惑星全体の運命が賭けられた。シェダオ・シャイはコランが勝てばイソアを滅ぼす計画を取り下げると約束したのだ。戦いは加熱し、フォースのダークサイドがコランに手招きした。コランはついにシャイを殺害したが、彼を裏切った副官は無慈悲にもイソアの破壊を続行させたのだった。
平和な緑の惑星が滅びたという知らせは、銀河系全域に衝撃波として広がった。ユージャン・ヴォングの脅威はますます現実のものとなり、多くの人々はイソーリアンの故郷の壊滅に対してジェダイ・オーダー、特にコラン・ホーンを強く非難した。反感を抑えるため、コランは隠遁生活を決意した。彼はユージャン・ヴォングと、彼らに扇動された銀河市民に対して奮闘するジェダイ・オーダーを静かに支援し続けていたのだった。